新時代の西陣織ブランド『KIEI-貴瑛-』が本格始動！

新しい西陣織ブランド『KIEI-貴瑛-』が誕生！

伝統的な工芸品である西陣織が、現代のライフスタイルに対応する新しいブランド『KIEI-貴瑛-』を立ち上げました。このブランドは、２つの西陣織の織元がコラボレーションしたもので、持続可能な素材や技術を駆使して新たな価値を創造しています。

ブランドの理念

『KIEI-貴瑛-』のモットーは「楽しくないと続かない」。この言葉には、きものが日常生活に自然と溶け込み、楽しいものであるべきという思いが込められています。今では、単なる伝統工芸品としてだけではなく、楽しいライフスタイルの一部としての「きもの」であることを提案しています。

トータルコーディネートの第一弾

今回発表されたトータルコーディネートの第一弾には、京都府の絶滅危惧種であるルリモンハナバチをモチーフにしたなごや帯「ルリモンハナバチ」と、DNAの二重スパイラル構造をテーマにしたきもの「スパイラル文様」が含まれています。

このなごや帯「ルリモンハナバチ」は、その美しい色合いと独自のデザインで多くの注目を集めています。価格は税込99,000円で、仕立てや帯芯、ガード加工が含まれています。一方で、きもの「スパイラル」の価格は税込231,000円で、仕立て、胴裏、八掛、ガード加工が含まれています。

ルリモンハナバチの魅力

ルリモンハナバチは、その明るい色合いと絶滅危惧種という特性から「幸せを呼ぶ青いハチ」として親しまれています。このモチーフを取り入れることで、ただの美しさだけではなく、環境への配慮や生物多様性の重要性をも伝える狙いがあります。

西陣織の伝承の重要性

西陣織は、約千年前から京都で発展を遂げてきた伝統工芸品で、その技術やデザインは時代を超えて受け継がれています。しかし昨今では、伝統技術の継承が危惧されていることを認識し、今回のコラボレーションはその解決策とも言えます。

高級感や華やかさだけでなく、技術の継承や持続可能性にも向き合っているKIEIは、理念を具現化した商品づくりを進めていくことでしょう。