2025年AIトレンド通信6月号
日本をAI先進国にすることを目指す株式会社SHIFT AIが、最新のAI業界動向をお届けします。特に、主要なAIツールの動向や進展について詳しく見ていきましょう。
主要AIツール別・6月最新動向ハイライト
OpenAI
OpenAIでは新たに
o3-Proが登場し、数学や科学、プログラミングといった複雑なタスクに特化した最上位の推論特化モデルとして発表されました。このモデルは高い信頼性と精度を発揮するものの、生成速度が遅いという特徴があります。また、API料金についても大幅な値下げが行われ、旧モデルに比べておよそ87%の割引が適用されます。これにより、より多くのユーザーがAIの利用を始めやすくなります。
GPTsとProjects機能の進化
さらに、カスタムGPTsを作成する際のモデル選択機能や、Projects機能のアップデートも大きなトピックです。音声モードやメモリ機能、チャット共有など、多数の新機能が追加され、ユーザーの利便性を向上させています。
Google
Googleも負けてはいません。「
Gemini 2.5」シリーズが発表され、特にコスト効率や速度を最適化した新型機が登場しました。更に、「Search Live」が導入され、音声入力を利用したリアルタイムの情報探索が可能となりました。これはユーザーが他のアプリを使いながらでもバックグラウンドで機能するため、非常に便利です。
日本市場におけるAI活用
日本国内においても、Googleは生成AIの資格認定プログラム「Google Prompting Essentials日本語版」を開始するなど、AIの普及に向けた努力を続けています。これにより、日本におけるAIの活用がさらに推し進められることでしょう。
Apple
ワールドワイドデベロッパー会議(WWDC)2025では、Appleが「
Live Translation」機能を発表しました。この機能を使うことで、メッセージやFaceTimeでリアルタイム翻訳が可能になり、コミュニケーションが一層スムーズになります。ただし、新生Siriのリリースは延期されているため、より信頼できる機能が期待されています。
その他の注目企業
Perplexity AIや
Anthropic、
Midjourneyなどもそれぞれ新機能を発表しており、AIの利用場面はますます広がっています。特にMidjourneyは動画生成モデルをリリースし、手頃な価格で高品質なコンテンツ制作を実現しています。
日本における課題
PwCが実施した調査によると、日本企業における生成AIの導入率は世界平均並みですが、その価値を十分に引き出せている企業はごくわずかです。AI導入の次なる壁は「価値創出」であり、日本におけるAI活用の進展が求められています。国際的にはアメリカやイギリスがAIの活用による効果創出で優位性を持っていますが、日本もこの流れに乗る必要があります。
SHIFT AIのビジョン
株式会社SHIFT AIの代表取締役、木内翔大氏は、「AI技術の進化を早く捉え、私たちの情報発信がビジネスにおけるAI活用のヒントとなることを願っている」と述べています。AIはもはや専門知識を持つ人々だけのものではなく、多くの人々がその恩恵を受けることができる時代が到来しています。
まとめ
AIは今、急速に進化を続けています。技術の革新が企業活動に与える影響は計り知れず、様々なビジネスシーンでの活用が期待されています。SHIFT AIはその中で重要な役割を果たすと同時に、持続可能なAI社会の実現に向けて邁進しています。今後のAI業界の動向から目が離せません。