Bリーグプレシーズンイベント「KOBE RISING -2025-」の概要
2023年、GLION ARENA KOBEで開催された「KOBE RISING -2025-」は、Bリーグに参加する6チームが集うプレシーズンイベントとして注目を集めました。このイベントは、地元経済に与える影響を明らかにするための大規模な調査を行いました。同志社大学大学院スポーツ健康科学研究科の青井一真氏と庄子博人准教授は、さまざまなデータを元にその結果を報告しました。
経済効果の分析
共同研究チームは、来場者からのアンケート調査やイベント運営の支出データを用い、神戸市内における経済効果を算出しました。驚くべきことに、このイベントは神戸市に約1.9億円の経済波及効果をもたらしたとされています。その内訳は、直接的な経済効果が約1.2億円であり、生産誘発倍率は1.56倍と推計されました。これは、大型施設で行われる単日のイベントとしては非常に高い数字であり、地域経済に対するポジティブな影響を強く示唆しています。
消費行動の特徴
さらに分析を進める中で、来場者の消費行動にも注目が集まりました。特に30~40代の世代は飲食及び物販ともに高い消費単価を記録しています。飲食では男性が多く消費する傾向が見られ、物販に関しては年代による変動が大きいことが明らかになりました。
回遊行動の重要性
また、回遊行動も重要な要素として浮かび上がりました。地域内で訪問する箇所数が多い来場者は、その分アリーナ内での飲食や購買額も高くなりがちです。これにより、回遊行動が来場者体験の向上に寄与し、消費拡大に繋がる重要な要因であることが示されました。イベントの楽しさや満足度を高めることで、さらなる経済効果を生む可能性が示唆されています。
おわりに
「KOBE RISING -2025-」は単なるスポーツイベントを超え、地域経済の活性化を促進する重要なプラットフォームであることが証明されました。今後もこのようなイベントが地域に与える影響を考える上で、その結果やデータは非常に価値のあるものとなるでしょう。地域経済の発展とバスケットボールの振興を同時に進めることが、今後の重要なテーマとなってきます。
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