古野電気、ジャパンインターナショナルボートショー2025に出展
古野電気株式会社が、2025年3月20日から23日まで、パシフィコ横浜および横浜ベイサイドマリーナで行われる「ジャパンインターナショナルボートショー2025」に出展することが決まりました。このイベントは国内最大規模のボートショーで、最新の船舶用電子機器が集まります。
最新鋭の技術を駆使した展示内容
古野電気は、プレジャーボートから商業用のプロユースまで、多岐にわたる船舶用電子機器を展示します。特に注目されるのが、フラッグシップモデルの「NavNet TZtouchXL」です。この最新モデルには、航海に必要な全ての機能が統合されています。
新たに搭載された「TZ MAPS」は、高精細な地図をリアルに表示し、海底地形を色彩豊かに表現します。また、「TZ BathyVision」機能によって、船が進むルートを自動生成する「AIルーティング」が可能になりました。これにより、ユーザーはより安全で効率的な航海を実現できます。
進化したビジュアリゼーション機能
「NavNet TZtouchXL」は新技術「CHIRPサイドスキャン」や「全周型スキャニングソナー(型式:CSH-10)」とも連携されたことで、海の中を視覚化する機能が飛躍的に進化しました。釣りの際に、魚の動向を把握するのに役立つでしょう。
新航海用レーダーの導入
新しい航海用レーダー「FR-8」は、8.4型の小型モデルから、48cm型のレドームタイプまで、様々なバリエーションが用意されています。特に「DRS-NXT」シリーズは、固体化半導体素子を使用し、従来のマグネトロンよりも高い精度で他船を探知します。これにより、ユーザーは接近する危険船を簡単に見分け、最適な航路を選択することが可能になります。
VR体験で操作を体感
さらに、今回の出展では新製品「NavNet TZtouchXL」を利用した「3D操船シミュレーター」も体験できます。このシミュレーターでは、実際の海の状況をVR空間で再現し、海岸線や他船の動きをリアルに把握しながら操船ができます。天候や時間を自由に調整できるため、様々なシチュエーションでの航海体験を提供します。
船舶用機器市場での取り組み
古野電気は「安全安心・快適な航海の実現」を企業のビジョンに掲げ、商船・漁業・レジャーという主要三市場でデジタル技術を駆使しています。ボートショー会期中には、最新のマリンギア紹介や、サステナブルな海洋環境を目指す取り組みも発表する予定です。
ステージイベント概要
- - タイトル: 最新マリンギアで見据える、マリンレジャーの未来
- - 日時: 3月21日(金)14:30-15:10
- - 場所: パシフィコ横浜 メインステージ
- - 登壇者: 高津みなと(舶用機器事業部 営業企画部 宣伝課)
ボートショーの詳細
コンテンツ
- - 会期: 2025年3月20日(木・祝)~3月23日(日) 10:00-17:00
- - 入場料: 一般(高校生以上)2,000円(中学生以下無料)
- - 公式サイト: ボートショー公式サイト
古野電気は、1948年に世界初の魚群探知機を実用化以来、革新的な技術を提供し続けてきました。これからも、世界中のユーザーに向け、新しい価値と体験を生み出すことを目指します。