神奈川県が発行するグリーンボンドへの投資
三菱化工機株式会社(以下「当社」)は、このたび神奈川県が発行したグリーンボンドへの投資を行うことをお知らせします。これまで当社は、2021年から同様の投資を行っており、今回が7件目、神奈川県発行のグリーンボンドへの投資は4回目となります。
グリーンボンドの意義
グリーンボンドとは、環境改善に寄与するプロジェクトに限って調達資金を利用することが求められる債券です。今回の神奈川県の債券は、2023年9月に改定されたフレームワークに基づいており、国際資本市場協会(ICMA)が定義する「グリーンボンド原則2021」及び環境省による「グリーンボンドガイドライン(2022年版)」に適合した内容となっています。さらに、株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンド・パーティ・オピニオンを取得し、その有効性が確認されています。
水防災戦略の重要性
神奈川県は、2020年2月に気候変動による水害対策として「神奈川県水防災戦略」を策定。この戦略を基にグリーンボンドフレームワークを作成し、2023年3月には戦略の改定を行い、さらなる環境変化に対応するための強化策を整えています。具体的には、豪雨や台風による災害を軽減するための対策が充実されており、そのための資金はグリーンボンドの発行を通じて調達される予定です。
具体的な事業内容
今回のグリーンボンドによる調達資金は、以下の項目に充当される見込みです:
- - 河川関連: 洪水対策に向けた遊水地の整備や流路改善。防災対策の強化。
- - 土砂災害対策: 土砂災害防止のための施設整備や治山施設の強化。
- - 高潮防止: 海岸保全施設の整備や漁港の防災機能強化。
- - 交通インフラ: 道路の防災対策を展開し、高度な対応策を模索。
SDGs(持続可能な開発目標)への貢献
当社は、グリーンボンドを通じて持続可能な開発目標(SDGs)に貢献します。特に、
- - 目標11: 住み続けられるまちづくりの実現。
- - 目標13: 気候変動に具体的対策を施す。
- - 目標17: パートナーシップを築き、目標達成に向けた取り組みを進めます。
当社は今後もこのようなESG(環境・社会・ガバナンス)投資を持続的に行い、社会的責任を果たす活動を続けていきます。