10代の子どもたちのための新たな居場所づくり
2021年に設立された認定NPO法人3keysが運営するユースセンターは、これまでに5,300名以上の青少年に利用されてきました。このセンターは、「10代の子どもたちが安心して一人になれる場所」として、多くの支持を集めています。しかし、内閣府の調査によると、35%以上の10代が「居場所がない」と感じていることが明らかになりました。この現状に対抗するため、3keysは新たに行政と連携し、クラウドファンディングを利用してプロジェクトを開始する運びとなりました。
思春期の子どもたちへの支援
多くの10代が自宅や学校に居づらく、社会に受け入れられる場所を求めています。しかし、これまでの支援は主に10歳以下の子ども向けに限られており、思春期の子どもたちへの支援が不足しているのが現状です。そのため、彼らは社会から取り残されてしまっています。3keysは、思春期世代の子どもたちへの支援が必須であると考え、居場所を社会に広げるプロジェクトを立ち上げています。
ユースセンターの特徴
3keysのユースセンターは、週6日、夜21時半までオープンしており、家庭の機能が公私に渡って整った安心できる環境を提供しています。シャワー、洗濯、食事が可能で、子どもたちは自由に「何もしなくても良い」時間を持つことができます。これは、虐待や貧困、不登校などの問題に直面している子どもたちにとっての「心を休める場所」となっています。自身のペースで過ごせる環境がなければ、彼らは正当に成長することが難しいのです。
クラウドファンディングによる新たな挑戦
このプロジェクトを通じて、3keysは全国各地で同様の居場所を設けていくことを目指しています。クラウドファンディングを利用して、目標金額2,000万円を集めることを目指します。この資金は、センターの運営にかかるノウハウや事例の蓄積、子どもたちの必要なニーズに寄り添った居場所の展開に利用される予定です。また、啓発活動やセミナーを通じて、地域社会や行政への認知度を高め、思春期の子どもたちが必要とする居場所の必要性を広めていくことも重要な活動です。
GIVING for SDGsと共に
このプロジェクトは、「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトでもあり、社会全体のSDGs目標を達成するために必要な取り組みとして評価されています。子どもたちが健やかに育つための環境を提供し、社会全体で彼らの権利を保障すること。それが大人たちの責任でもあります。
まとめ
10代の子どもたちが安心して過ごせる場所が増えることは、彼らの成長にとって重要です。このクラウドファンディングへの協力は、未来の社会を創っていくための一歩となります。日本中の子どもたちが安心して成長できる社会を実現するために、ぜひご支援をお願いいたします。
- - クラウドファンディングページ:こちら
- - 実施期間:8月27日(火)〜10月11日(金)