3Dエクスペリエンスの新展開
2012-12-06 11:01:10

ダッソー・システムズが新たに発表した3Dエクスペリエンス・プラットフォームの魅力に迫る

ダッソー・システムズ、3Dエクスペリエンス・プラットフォームの最新版発表



ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス・プラットフォームの最新版「V6リリース2013x」を発表しました。このプラットフォームは、世界中で広く利用されている3D設計ソフトウエアやプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューションを強化し、様々な業界のニーズに応えることを目的としています。

新機能と強化された技術



新しいリリースには、シミュレーション・ライフサイクル・マネジメント(SLM)やビッグデータへのアクセス、複合材料を使った設計など、多彩な機能が追加されました。これによって、特に航空宇宙、自動車、エネルギー分野での設計作業の効率化と精度向上が実現されます。

SLMによる協働的な意思決定



SLMアプリケーションは、シミュレーションデータの管理や実験結果の共有を通じて、意思決定プロセスを向上させます。この機能により、投資対効果(ROI)を最大化し、業界の顧客との協力によって開発されたことが強調されています。

ビッグデータの取り扱い強化



新たに追加された機能では、ビッグデータへのアクセスが改善され、特にHadoop HDFSコネクタやWebSphereコネクタの性能向上が図られています。また、データの検索や表示に関する新機能が充実しており、情報活用の幅が大きく広がっています。

STEP AP242規格への準拠



自動車や航空宇宙産業向けの新たなSTEP AP242規格への準拠によって、多様なデータ形式のやり取りが容易になりました。これにより、国際的な標準に則った形でのデータエクスポートとインポートが可能になります。

産業別インダストリー・エクスペリエンスの強化



新リリースでは、エネルギー、航空宇宙、自動車、産業機械などの各セクター向けに機能が強化され、特にシミュレーションモデルライブラリの追加によって、エンジンや流体ダイナミクス等、専門的な解析が簡単に行えるようになりました。また、製品コピーやアートワーク管理機能の向上が図られ、プロダクトマネージャーやマーケティング担当者がより効率的に作業を行える環境が整備されました。

CATIA V6の新しい機能



CATIA V6では、オンラインとオフラインの切り替えが容易になり、知的財産を保護しつつデータ整合性も維持できます。新たに導入された複合材料のファイバー・シミュレーション機能により、航空宇宙やエネルギー分野での複雑な造形が効率的に行えるようになりました。

公式のコメント



ダッソー・システムズのR&D担当シニア・エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるDominique Florack氏は、「このリリースは当社のオープン性を強化しつつ、最新のアプリケーションを追求し続ける姿勢を示しています」と述べ、顧客のニーズに応じた特徴を追求していると強調しました。

まとめ



ダッソー・システムズの「V6リリース2013x」は、高度なシミュレーション機能やデータ管理が充実したプラットフォームであり、各業界のニーズに沿った進化を遂げています。今後の技術革新とサービス向上に期待が高まります。詳細については、公式ウェブサイトでご参照ください。

会社情報

会社名
ダッソー・システムズ株式会社
住所
東京都品川区大崎2丁目1番1ThinkParkTower
電話番号
03-4321-3500

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