新たな舞台『戎舞+(プラス)』の全貌
淡路人形浄瑠璃の新たなステージ、その名も『戎舞+(プラス)』が、清川あさみ氏の手により誕生します。この新作は、従来の『戎舞』の精神を受け継ぎつつ、現代的な解釈と革新が加わった作品として期待されています。公演は2021年3月20日から5月30日まで、兵庫県南あわじ市の淡路人形座にて開催されます。
独自の演出と衣装
『戎舞+』では、全ての演出と舞台美術を清川あさみが手掛け、そのデザインには彼女の独自の視点が光ります。特に衣装においては、戎様や巫女の装いが大きくリニューアルされ、伝統的な要素を残しつつも、斬新なビジュアルが展開されます。公開されているビフォーアフターの写真でも、その変貌ぶりが一目瞭然です。
オリジナルアニメーションとのコラボ
この演目のもう一つの特徴は、淡路島の歴史や文化に深く根付いた「国生み神話」に基づくオリジナルショートアニメーションが劇中で上映されることです。このアニメーションは、清川の監督によるもので、脚本にはいとうせいこう氏が関与。新進気鋭の映像作家、宮嶋龍太郎氏が制作を担当しており、伝統芸能と現代アートの融合を目指しています。観客は、淡路人形浄瑠璃の新たな魅力とともに、アニメーションの素晴らしさも体感できることでしょう。情熱的な物語を背負ったこの作品は、どんなモダンな観客にも楽しんでもらえるコンテンツとして仕上がっています。
スペシャルゲストとトークショー
オープニングイベントでは、特別ゲストとして著名な歌舞伎俳優の尾上松也氏が登場します。彼と清川あさみ氏によるスペシャルトークショーが行われ、伝統芸能の魅力や、どのように現代に提示していくかを語り合います。興味深い対話が繰り広げられることでしょう。
このイベントは、淡路島に訪れられない方にも楽しんでもらうため、清川あさみのYouTubeチャンネルでライブ配信される予定です。公演初日のみの配信となるため、これは貴重な機会です。
公演詳細
- - タイトル: 戎舞+(プラス)
- - 日程: 2021年3月20日〜5月30日(水曜定休)
- - 時間: 1日4回公演(10:00、11:10、13:30、15:00)
- - 場所: 淡路人形座(南あわじ市福良甲 1528-1)
- - 料金: 大人 2,500円、中高生 1,300円、小学生 1,000円、未就学児 無料
イベント参加には事前の予約が推奨されており、特別な日には追加席が用意されることもあります。これにより、地域の魅力を発信するとともに、交流人口の拡大を目指す清川あさみの取り組みが強調されています。
地域活性化活動
このプロジェクトは、清川あさみが南あわじ市の魅力プロデューサーに任命されたことをきっかけにスタートしました。淡路人形浄瑠璃という文化財を新しい形で表現し、地域の特色や資源を広く発信する活動です。500年の伝統と現代アートの融合を通じて、地域を活性化させる取り組みに大きな期待が寄せられています。
この歴史的な舞台を通して、清川あさみと尾上松也が織り成す新たな文化体験に、ぜひご注目ください。