昆虫食文化復活
2022-06-14 23:59:51
昆虫食文化の復活を狙う現代語訳本が登場!エコ時代の新たな選択肢
現代に蘇る昆虫食文化
近年、持続可能なタンパク源として注目される昆虫食。株式会社昆虫食のentomoが、かつて日本で広く親しまれていた昆虫食文化を現代に甦らせるため、重要な文献を初めて現代語訳しました。そのタイトルは『昆虫食のはじめ』と『昆虫サプリのすすめ』。これらは日本の伝統的な食文化を知るための貴重な資料となるでしょう。
昆虫食の歴史と重要性
昆虫食が国連によって推奨されて以来、特に先進国においてその利用が進んでいます。日本でもコオロギなどの昆虫を原材料とした食品が登場し、徐々にその価値が認知されています。しかし、歴史的には日本も昆虫食の先進国であり、多くの地方で昆虫が日常の一部として利用されてきました。
『昆虫食のはじめ』は、大正8年に発刊された『食用及薬用昆虫に関する調査』を現代語訳にしたもので、55種類の食用昆虫と123種類の薬用昆虫について詳しく説明されています。各地の方言や調理法、薬用昆虫の効能や用法も記されています。これにより、現代の読者は地元の伝統食文化を再認識することができるのです。
進化する健康食品としての昆虫
『昆虫サプリのすすめ』は、昭和18年に刊行された『昆虫本草』を現代に合わせて訳し直しました。この本では、日本全国の約150種類の薬用昆虫が紹介されています。松井氏は、その中で昆虫の可能性について「食品だけでなく、薬としての価値も非常に高い」と述べています。新薬開発の素材としての昆虫の可能性を解き明かすこの文献は、薬学や医療の関係者にとっても貴重な情報源となるでしょう。
昆虫食の未来
昆虫食は温故知新のプロテインとされています。食文化を見直すことによって、私たちの未来の食卓がどう変わっていくかを考える良い機会です。昆虫は高タンパク質でミネラルを豊富に含み、しかも環境にも優しい食材です。先人たちが培った知恵を現代に生かすことが、新たな食の選択肢を広げる鍵となるでしょう。
シリーズ化への期待
今後はIntelligence昆虫食シリーズとして、さらなる出版を予定しています。第3弾は朝鮮半島の昆虫食についてまとめた内容になる見込みです。今から楽しみですね。
お問合せ先
本に関する詳しい情報や問い合わせは、株式会社昆虫食のentomoへ。代表取締役松井崇が対応いたします。公式ウェブサイトやメールでの連絡をお待ちしています。
会社情報
- 会社名
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株式会社昆虫食のentomo
- 住所
- 府中町4-18-7-402
- 電話番号
-
050-5856-5344