環境配慮型インクジェット装置
2025-04-15 13:18:47

環境に配慮したモノづくりを加速するインクジェット装置「LaboJet」シリーズ発売

環境に配慮した新しいモノづくりのための研究用インクジェット装置



株式会社マイクロジェット(長野県塩尻市)が、インクジェット技術を応用した新たな研究開発用装置「LaboJet」シリーズを2025年4月15日から販売開始します。特に注目されるのは、次世代デバイスの製造プロセスや液材料の研究を支援するために設計された「LaboJet-800」です。この装置は、環境に配慮したモノづくりを促進するための新機能を搭載しており、持続可能な製造の未来に寄与することが期待されています。

LaboJet-800の特長



1. 高効率化を実現する新機能


「LaboJet-800」には、インクジェット自動評価プログラムが備わっており、これにより研究者は実験の効率を大幅に向上させることができます。材料開発や試作のプロセスを簡素化するために設計されており、1cc以下の少量の液材料でさまざまな実験を行うことが可能です。また、高耐液ヘッド「GlassJet」を搭載することで、従来の装置では難しかった新しい材料の塗布にも対応しています。

2. 環境配慮型モノづくりのトレンド


インクジェット技術は、特に電子デバイス業界で広く活用されています。従来の製造方法では、効率化やコストダウンが求められる中、今や環境への配慮も重要な要素となっています。この装置の導入により、材料の無駄を減らすことで、持続可能な社会の実現に貢献できるでしょう。

技術的な背景と市場の課題


インクジェット技術は、数十ミクロンのノズル孔から液滴を吐出することで、精密な材料の配置を実現しますが、特に機能性液体のデジタル塗布には新しい技術が要求されます。これまでにも様々な制約があり、実用化に長い時間がかかっていました。そのため、この装置は独自の技術を駆使して、より効率的な研究開発の環境を提供します。

新たな研究の展開


「LaboJet-800」は、ペロブスカイト太陽電池や有機半導体の試作、微細デバイスの製造、ナノ金属インクによる回路パターニングなど、多岐にわたる用途が期待されています。特に日本国内では、化学メーカーが高機能液材料の開発に取り組んでおり、これによりインクジェット技術の適用範囲はさらに広がる見込みです。

まとめ


環境配慮型のモノづくりを志向する現代のニーズに応えた「LaboJet」シリーズの登場は、価値あるイノベーションとなるでしょう。持続可能な未来を見据えたこの技術は、今後の産業界での重要な役割を担うことが期待されます。マイクロジェットの新しいインクジェット装置が、未来の研究開発をどのように変化させるのか、その動向に注目が集まります。


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会社情報

会社名
株式会社マイクロジェット
住所
長野県塩尻市大門五番町79-2
電話番号
0263-51-1734

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