DRONE SPORTSが実施した資金調達の背景
2023年、DRONE SPORTS株式会社は第三者割当増資を通じて1億円の資金を調達しました。この資金調達は、狭所点検用ドローン『Rangleシリーズ』の開発を加速するだけでなく、サブスクリプションサービスのカスタマーサポートの向上にも寄与します。これにより、同社は新しい顧客への導入を促進し、サービス基盤の強化を目指します。
『Rangleシリーズ』の特色
『Rangleシリーズ』は、特に狭所や暗所での点検に特化したドローンとして設計されています。これらのドローンは、建物内部や地下施設、水タンク内、さらにはGPS信号が届きにくい橋梁下などの環境での使用を想定しています。日本国内で企画から製造まで一貫して行っているDRONE SPORTSは、高い安全性と迅速なアフターサポートを強みとしています。
現在、『Rangle 5』『Rangle mini』『Rangle micro』などが提供されており、大手建設会社や設備工事事業者への導入実績も数多くあります。これらのドローンは、立ち入りにくい現場での効率的な点検作業を可能にし、作業員の安全確保にも貢献しています。
次世代型ドローン『Rangle 6』の開発
今後の注目は、現在開発を進めている次世代型ドローン『Rangle 6』です。このドローンは約40cmのコンパクトなボディにLiDARセンサーを搭載しており、狭所や危険な空間での点群データの取得が可能です。周辺環境の3Dマッピングと自己位置推定技術により、従来の測量手法では難しかった現場でも大幅な効率化と安全性向上が期待されています。実際、開発過程でのデモ動画も公開されており、興味を持つ方はぜひ視聴してみてください。
デモンストレーションと今後の展開
『Rangle 6』のテスト運用は2025年2月下旬から開始される予定で、同年6月頃にはサービスの提供を予定しています。この新たなドローンに興味がある方は、現在、デモンストレーションや実証実験の受付を行っており、積極的に参加することができます。
DRONE SPORTS株式会社について
DRONE SPORTSは、国産ドローンブランド『Rangle』を展開。サービスは設備点検請負からドローンレースチーム『RAIDEN RACING』の運営、イベント企画まで幅広く、多岐にわたる事業を手がけています。特に、世界最高峰プロリーグのDrone Champions League (DCL)での三連覇という実績を誇る『RAIDEN RACING』は、その名を広めています。DRONE SPORTSはまた、CMや番組撮影向けの空撮サービスも提供しており、ドローン運用の内製化を支援する伴走型サポートも行っています。
詳しくは、公式ウェブサイト(
DRONE SPORTS株式会社)をご覧ください。