社会福祉法人奉優会が防災訓練を実施、災害対策力強化を図る

社会福祉法人奉優会の防災訓練実施報告

2025年9月1日、社会福祉法人奉優会は東京都世田谷区にて、震度5弱の直下型地震を想定した大規模な防災訓練を実施しました。これは、急な地震発生時における組織全体の危機対応力を強化し、職員間の情報共有や連携体制を確認する重要な機会です。

訓練の概要と目的

参加者全員が一丸となり、震度5弱の地震が発生した際に迅速に災害対策本部を設置し、各事業所からの情報をリアルタイムで集約する流れをシミュレートしました。訓練の主な目的は以下の通りです：

- 災害発生時の初動対応の迅速化
- 事業所間の被害状況報告と情報共有
- 意思決定の迅速化

この訓練では、LINEWORKSという法人内連絡網とZOOMを用いて、効率的なコミュニケーションを図り、安否確認ツールを通じて職員の安否確認訓練も同時に行われました。

訓練の成果

訓練を通じて、災害時の指揮命令系統の明確化と情報の迅速な伝達が可能であることを実感しました。また、事業所間の連携における課題やオペレーション改善点が浮き彫りになり、BCP（事業継続計画）に基づく新たな防災マネジメントの見直しが必要であるとの認識が高まりました。このような知見は、今後の防災対応の参考とされ、各事業所での具体的な改善策が検討されることになるでしょう。

次回の取り組み

次回の防災訓練は、2026年3月11日、東日本大震災の発生日に行う予定です。災害の記憶を風化させず、職員の防災意識を引き続き高めるために、さらに実践的で魅力的なプログラムを計画しています。

社会福祉法人奉優会は、高齢者施設や地域包括支援センター、デイサービスを展開し、地域に根ざした福祉法人として知られています。利用者および職員の安全を最優先に考え、地域防災ネットワークの一員としても活動しています。災害発生時でも福祉サービスを継続できるよう努め、地域社会の安心・安全を実現するために取り組んでいます。

社会福祉法人奉優会について

1999年に設立された社会福祉法人奉優会は、東京都世田谷区に本部を置き、特別養護老人ホーム、地域包括支援センター、看護小規模多機能介護、グループホーム、デイサービス、保育事業など多岐にわたる福祉サービスを提供しています。「地域共生社会」の実現を目指して、高齢者から子育て世代まで、安心して暮らせる地域づくりに尽力しています。