廃材アップサイクルによる命の造形展
東京都品川区豊町に位置する環境学習交流施設『エコルとごし』が、2026年2月25日から3月22日まで、富田菜摘による作品展『廃材から生まれたいきものたち』を開催します。観覧は無料で、一般の人々が自由に訪れることができる機会です。
富田菜摘の創作スタイル
富田菜摘は、役目を終えた廃材を用いた立体作品を制作しており、その素材は空き缶や調理器具、家電など多岐にわたります。彼女の作品は、廃材が持つ多様な質感や歴史を巧みに活かし、生命力あふれる動物形状に変貌させています。それらの作品は、過去の生活を支えてきた素材に新たな命を吹き込むことで、私たちの日常に潜む『ゴミ』と『資源』の関係を再考する機会を提供しています。
展示の目的と意義
本展は、廃材が持つ価値や可能性を再評価する場としての役割を果たします。日々無造作に廃棄されがちなものたちが、富田の手によって独自のキャラクターを持った『いきもの』として生まれ変わる過程を、訪れる人々に体感させることを目指しています。多くの人が、この展示を通じて持続可能な社会や環境について考えるきっかけになればと思います。
知恵と遊びを交えた楽しみ
さらに、展期中には作品を鑑賞しながらクイズに挑戦することができる特別企画を用意しています。総合案内でクイズカードを配布し、美術を楽しみながら環境問題についての理解を深める時間を提供します。エコルとごしのオープンな空間で、訪れる誰もが気軽にアートと出会い、そこから生まれる洞察や感動を共有できることを願っています。
作家のこだわりとメッセージ
富田は自身の作品を通じて、廃材には捨てられるまでに多くのストーリーが宿っていると語ります。使われていた自転車や古びた調理器具など、それぞれのアイテムが持つ歴史や温かみを感じ取ってほしいと願っています。近づいて見ることで新たな発見があり、離れて鑑賞することで全体の形状に心を打たれる、多面的な体験を楽しんでほしいとのこと。
関連イベントの開催
この作品展に併せて、富田が講師を務める『いきものペーパースタンドを作ろう!』というワークショップも開催されます。このイベントでは、廃材がどのようにアートに変化するのかを学び、自らも作品を制作する機会を提供します。参加は無料ですが、小学3年生以下は保護者の同伴が必要です。興味のある方は、事前の申し込みが必要なので注意してください。
施設情報
『エコルとごし』は、自然に囲まれた環境学習施設で、地球環境について楽しみながら学べる体験型の展示やイベントが多数実施されています。開館時間は午前7時から夜9時30分まで、利用者に開放されています。ぜひこの機会に、富田菜摘の作品を楽しみ、環境への理解を深めてみてはいかがでしょうか。