SHIFTとDASAの新たな取り組み
株式会社SHIFTが、世界最大のDevOps/アジャイル業界団体であるDASA(デブオプス・アジャイル・スキル協会)とのパートナーシップを締結したことが発表されました。この提携により、日本国内でのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や人材育成が加速することが期待されています。SHIFTは国内では3社目のTrsnsformation Partnerとして、DASAの持つ豊富な知識やリソースを活用し、国内企業に対する支援を強化していく方針です。
DASAとは
DASAは、195以上のパートナー企業を有し、世界50ヶ国で4万人以上のメンバーが所属するグローバルな団体です。
その主な目的は、企業間のビジネスと開発・運用プロセスを統合し、全体の業務の生産性向上を図ること。これにより「BizDevOps」という概念にも繋がります。
目指すこと
SHIFTは、今後DASAが整理した「DASAバリューボックス」の導入支援を行う予定です。これにより、日本の企業が抱えるプロダクト開発の生産性向上、そしてビジネスと技術部門間の連携を図ります。「DASAバリューボックス」の各内容は、日本文化に合わせてローカライズされ、SHIFT独自のアジャイル変革フレームワーク「Eight Keys」と統合されることになります。
次世代リーダーの育成
さらに、SHIFTはDASAの教育プログラムを活用し、次世代リーダーの育成にも力を入れます。参加メンバーはそれぞれのスキルレベルに応じた体系的な教育を受けることで、DevOps/アジャイル領域の専門家として成長していくことができるでしょう。
DASAアンバサダーに就任した3名
SHIFTからは、スクラムマスターの佐藤博之氏、アジャイルコーチの船橋篤史氏、エバンジェリストの森一樹氏がDASAアンバサダーに選ばれました。この制度は、DevOpsやアジャイルに関する専門的な知識を持つプロフェッショナルがDASAによって認定されるもので、2025年9月時点で34名が世界中から認定されています。
これらのアンバサダーはDASAのバリューボックスとSHIFTのEight Keysを組み合わせて活用し、ビジネスアジリティの向上と品質保証を強化に貢献します。
より強固なパートナーシップ
DASAのCEOリック・ファーレンホルスト氏は、SHIFTのパートナーとしての信頼性や実証済みのフレームワークに感謝の意を表し、今後の協力を期待しています。SHIFT内のアジャイル推進部部長の秋葉啓充氏も、その意義を強調し、パートナーシップ合同での教育プログラムとフレームワークの融合が、今後の日本企業における持続的な競争力の源になると信じています。
おわりに
今回のパートナーシップは、SHIFTにとって新たな一歩です。デジタルトランスフォーメーションの流れの中で、DevOpsとアジャイルをはじめとする多様な手法を通じて、日本企業の全体的な競争力を向上させていくことで、持続可能な成長を支えていく所存です。