翻訳家の日常を描く新たな物語が誕生
翻訳家の村井理子さんが、待望の第2弾を刊行します。その名も『ある翻訳家の取り憑かれた日常2』。この本は、2025年6月4日に発売され、前作と同様に、日常の出来事や感じたこと、そして深い思索が描かれています。前作を読んだ人々からは「思っていた以上にハードな仕事だと知った」「笑いながら一気に読めた」という声が寄せられ、多くの読者の心を掴んでいました。
今作では、翻訳や執筆という仕事の他にも、愛犬ハリーの看取りや新たに迎え入れたゴールデン・レトリバーのテオ、さらには義父母の介護を通じての日々の葛藤や、日本の文化、家族との絆についても触れられています。村井さんの描写は、時にはユーモラスで、時にはしんみりとさせられることでしょう。
目次を通じて見える村井さんの生活
目次は2024年1月から12月までの1年間を通して、日常生活を記録しています。翻訳の仕事や出張の他、プライベートでの出来事も交えながら、読み応えのある内容が続きます。
ここで興味深いのは、書き下ろし短編小説「メモリアル三姉妹」の収録です。この短編が本書の中でどのような位置付けになっているのか、読者を引き込むポイントになりそうです。
村井理子さんのプロフィール
著者の村井理子さんは、1970年に静岡県で誕生し、滋賀県を拠点に活動しています。ブッシュ大統領を追っかけるブログを始めたことがきっかけで翻訳家としての道を歩むことになり、その後はエッセイストとしても活躍の幅を広げています。著作には『兄の終い』や『全員悪人』など多岐にわたるタイトルがあり、様々なテーマで幅広い読者に支持されています。
翻訳の分野でも数々の成功を収め、多くの訳書があります。新作『ある翻訳家の取り憑かれた日常2』は、その名の通り、彼女の日常を色彩豊かに描いています。
書籍概要
本書は、大和書房から出版され、判型は四六判、304ページの内容で、定価は2090円(税込)。日常に埋もれがちな小さな瞬間がどのように翻訳され、形になっていくのか、村井さんの目を通して楽しむことができる一冊です。是非、手に取ってその世界観を堪能してみてください。
まとめ
村井理子さんによる『ある翻訳家の取り憑かれた日常2』は、翻訳家としてのリアルな生活を垣間見ることができる貴重な書籍です。著者の独自の視点と温かい言葉で、日常生活の中にある喜びや苦労が優しく描かれています。翻訳という職業に限らず、多くの人々に共感と勇気を与える一冊になることでしょう。