ソーラーシェアリング×ワイン
2024-03-12 10:00:03

相模原市でワイン用ブドウ栽培始まる!ソーラーシェアリングと地域活性化の融合プロジェクト

相模原市で始まる革新的な取り組み:ソーラーシェアリングとワイン用ブドウ栽培



神奈川県相模原市で、太陽光発電と農業を融合させた画期的なプロジェクトがスタートしました。株式会社さがみこファーム、たまエンパワー株式会社、生活クラブ生活協同組合神奈川、生活クラブ生活協同組合東京の4団体が連携し、相模原緑区青野原前戸地区に建設された2基のソーラーシェアリング発電所を活用し、ワイン用ブドウの試験栽培を開始。このプロジェクトは、再生可能エネルギーによる農業の脱炭素化、地域活性化、そして持続可能な社会の実現を目指す、多角的な取り組みです。

再生可能エネルギーと農業の融合



発電所は、太陽光パネルで発電した電気を農業用ハウスで自家消費することで、農業におけるCO2排出量削減を目指しています。余剰電力は、生活クラブ神奈川の配送センターに送電され、神奈川県内での「電気の地産地消」に貢献。この発電事業は、FIT制度に頼らない「非FIT・オフサイトコーポレートPPA方式」を採用。生活クラブ神奈川と20年間の売電契約を締結することで、安定的な電力供給と経済的なメリットを両立させています。

地域貢献と多様な連携



本プロジェクトは、「令和5年度神奈川県自家消費型再生可能エネルギー導入費補助金」に採択され、生活クラブ自然エネルギー基金、生活クラブ組合員からの寄付金も活用。地域からの多大な支援を受けて実現した取り組みです。試験栽培では、さがみこファームが3種類のワイン用ブドウの栽培を行い、その生育状況を綿密に調査。既に同地区には4基のソーラーシェアリング発電所が稼働しており、その下部ではブルーベリーが栽培される会員制体験農園「さがみこベリーガーデン」も運営されています。

地域共生型ソーラーシェアリングのモデルケース



このプロジェクトは、単なるソーラーシェアリングにとどまらず、発電事業者、営農者、小売電気事業者、需要家が地域と一体となって取り組む「地域共生型ソーラーシェアリング」のモデルケースを目指しています。さがみこファームのコーポレート会員である生活クラブ神奈川・生活クラブ東京との連携により、地域課題の解決と活性化に貢献。今後、近隣地域への発電所建設も計画されており、本事業はその第一歩となります。

竣工式と今後の展望



3月30日には、発電所の竣工式とワイン用ブドウの植樹イベントが開催されました。生活クラブ組合員への限定イベントでは、発電所ツアーや事業説明を通して、プロジェクトの意義や今後の展望が共有されました。

まとめ



相模原市で始まったこのプロジェクトは、再生可能エネルギー、農業、地域活性化が三位一体となった、画期的な取り組みです。その成功は、日本の持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。今後、さらなる展開と成果に期待が高まります。

会社情報

会社名
株式会社さがみこファーム
住所
神奈川県相模原市緑区三ケ木250-1カサグランデ津久井202
電話番号
050-3578-3356

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