伝統工芸と感謝の絆
2015-08-10 19:17:47
親孝行の日に子供たちが伝統工芸で絆を深めるイベントレポート
新感覚の伝統工芸体験!「アーツ&クラフツ商會」出張展
8月8日、「親孝行の日」にあたるこの日、伝統工芸体験イベント「アーツ&クラフツ商會」の出張展が行われました。このイベントは、親子の絆を深める場として多くの参加者を迎えました。
交換こけしの絵付け体験
イベントの目玉は、二日間にわたって行われた「交換こけし」の絵付けワークショップ。約60名の子どもたちが参加し、こけし職人の菅原和平さんの指導のもと、色とりどりのこけしに絵付けをする貴重な体験をしました。参加した子どもたちの表情は、真剣そのもので、講師の菅原さんも「世界でたった1本のこけしですから、家宝にしてもらえると嬉しいです」と感想を述べました。家族で楽しむこのイベントは、親子の絆を深め、特別な思い出を作る場となりました。参加者からは、「こんな経験はなかなかできないので、夏休みの素敵な思い出になりました」という声も聞かれました。
「交換こけし」は、こけしの中に手紙が入れられる空洞のあるデザインが特徴です。この手紙には、子どもたちが感謝の気持ちを込めて書いたメッセージが入っています。例えば「パパへ」や「ママへ」、さらには「おじいちゃん、おばあちゃんへ」というように、多様な宛名が付けられ、会場では手紙をこけしに入れる瞬間に温かな笑顔があふれました。
書道の力を体感!トークショー
イベントには、書道家の武田双雲氏も登場しました。8月8日のトークショーでは、彼が書道を通じて感じる価値観に触れました。母親から教わった書道の技術が、今の彼のスタイルにどのように影響を与えたかを語り、「無の状態で書くと、実は母の声が聞こえるということに気づきました」と、親子の絆をエピソードとして披露しました。
また、参加者が武田さんの指導の下で「書」の体験をし、エネルギーを感じなかったという感想も引き出され、会場は和やかな笑いで包まれました。最後には「湧」という言葉で、感情の大切さを語り、この言葉が持つ「ずっと変わらない価値」に焦点を当てました。
渡辺いっけい氏の参加より
翌日の8月9日には、俳優の渡辺いっけい氏が登場し、こけし職人の菅原さんとともにトークショーを行いました。彼は、自らの役柄に扮し、伝統工芸への熱い思いを語りながら、シリーズ内の特別なこけしの紹介を行いました。渡辺氏は、特に赤ちゃん用のおしゃぶりとして作られた貴重なこけしを手に取り、その音色を試してみる場面もあり、会場を盛り上げました。
作品展示の魅力
イベント空間では、過去の番組内で制作された作品18点の展示も行われ、来場者はその独創性に触れることができました。また、番組内で使用されたソファーも展示され、参加者は新しい技術と伝統工芸の融合を体感しました。
結論
このように、「アーツ&クラフツ商會」は、親子にとって特別な体験を提供し、伝統工芸の重要性を再認識させるイベントとなりました。制作側の思いも込められたこの取り組みは、参加者に深い感動をもたらすと同時に、「ずっと変わらない価値」を今に伝え続けています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ビーエス朝日
- 住所
- 東京都港区六本木六丁目10番1号六本木ヒルズ森タワー16階
- 電話番号
-
03-5412-9200