ウーマンズパビリオン閉幕
2025-10-10 09:19:04

2025年大阪・関西万博のウーマンズ パビリオンが未来への希望を残しつつ閉幕

ウーマンズ パビリオンの閉幕とその影響



2025年10月13日、大阪・関西万博にて「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」が閉幕を迎えます。このパビリオンは、6ヶ月にわたって女性のエンパワーメントをテーマに様々な対話やアクティビティを行い、多くの訪問者にインスピレーションを与えてきました。会期中には約40万人が来場し、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が集い、多様性を尊重し合う空間が形成されました。

このパビリオンは、日本を代表する建築家・永山祐子が設計を担当し、アーティスティックなビジョンにはエズ・デヴリンが関わっています。また、カルティエと日本政府の協力の下、新たなアイデアや取り組みを支援するこのプロジェクトは、2020年のドバイ万博から受け継がれた理念を背景に持っており、女性が社会で果たす役割に焦点を当てています。

閉幕を祝うセレモニーの様子



2025年10月2日には「WA」スペースにて閉幕セレモニーが開催され、多くのスピーチが行われました。この場には、クリスティーヌ・ラガルド欧州中央銀行総裁やカルティエ カルチャー&フィランソロピー会長のシリル・ヴィニュロンなどが登壇し、女性の経済活動やエンパワーメントについて熱いメッセージを送りました。特に、太平洋地域や国連からの高官たちも参加し、国際的な視点から女性の役割の重要性が強調されました。

また、内田也哉子さんと娘の伽羅さんは、女性起業家のための国際プログラム「Cartier Women’s Initiative」について振り返り、ウーマンズ パビリオンの意義を再確認しました。彼女たちの言葉は、会期中に多くの人々に影響を与え、創造性が刺激されたことを物語っています。

多様性をテーマにした交流の場



夕暮れ時には「TOMONI ウォーク」というイベントが実施され、参加者は提灯を片手に未来への思いを共有しながらパビリオン外を歩きました。夜のカクテルレセプションでは、和楽器の演奏とともに、日本人アーティストがオリジナルソングを披露し、特別な時間を提供しました。1970年の大阪万博で発表された「霧の彫刻」の作曲者である中谷芙二子も参加し、特別なパフォーマンスを披露しました。

「ウーマンズ パビリオン」のテーマである「ともに生き、ともに輝く未来へ」のもと、女性の力を引き出す場が設けられ、多くの新たなアイデアとインスピレーションが生まれました。この成果は、新たな文化的結びつきを生み出し、万博の枠を超えた社会的影響にも波及していくことでしょう。

未来へのレガシー



万博の活動を通じて、ウーマンズ パビリオンは多様な文化や世代の視点を結びつけ、今後も新しい対話や協力を生み出す基盤となることを目指しています。BIE事務局長のディミトリ・ケルケンツェス氏は「機会と尊厳がすべての人に行き渡る世界へと繋がるラストメッセージ」だと述べ、ウーマンズ パビリオンの意義を改めて強調しました。

この1年の万博の成果がもたらしたものは非常に大きく、今後も女性のエンパワーメントにおける重要なプラットフォームとして機能し続けることが期待されています。ウーマンズ パビリオンはその閉幕と同時に、新たな未来を築くための希望の象徴として、訪れたすべての人々の心に刻まれることでしょう。


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リシュモン ジャパン合同会社
住所
東京都千代田区麹町1-4半蔵門ファーストビル
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