医療業界のデジタルトランスフォーメーションに貢献するkanataの挑戦
ヘルステックスタートアップであるkanata株式会社は、2025年10月に幕張メッセで開催される「メディカルジャパン東京」にて、病院DXアワード大賞を受賞したことを受け、セミナーイベントへの登壇が決定しました。同イベントは、病院・学会・ベンダーの代表者たちが集い、医療機関におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)について多角的に意見を交える重要な場となります。
セミナーの意義と内容
このセミナーは、2024年3月にメディカルジャパン大阪で開催される第2回病院DXアワードのキックオフイベントとして位置づけられており、日本の医療分野におけるDXの未来を考える貴重な機会となるでしょう。
特に注目すべきは、kanataが前回の病院DXアワードで大賞を受賞した実績があるため、優秀企業としての発言機会を与えられている点です。セミナーでは「DXは病院経営の味方か脅威か」というテーマのもと、参加者が二手に分かれ、ディベート形式で病院DXの将来性について探求します。医療現場は生産性の向上が期待される一方で、サイバー攻撃へのリスクや人材不足といった懸念も抱えています。これらの要素がDX推進に与える影響について、参加者全員で意見を交わす場となることでしょう。
kanaVoの革新
kanataが提供する「kanaVo」は、診察中の会話を瞬時にカルテ形式に要約する画期的なクラウドツールです。このツールは、2025年3月の病院DXアワードで医療現場での働き方改革やコミュニケーションの円滑化に貢献したことが評価され、大賞を受賞しました。具体的には、医師と患者の会話を高精度で音声認識し、AIにより電子カルテに反映させることが可能です。これにより、カルテ記載に要する時間を1日あたり152分から35分に短縮することができ、117分の業務効率化(約75%削減)が実現されました。
実際の声
kanaVoを導入した医療機関からは、診察効率が格段に向上したとの声が寄せられています。特に、「数秒でカルテが要約されるため、効率的に診察が行える」「情報が瞬時に共有され、トリアージも迅速化した」との感謝の声も多く、訪問医療の瞬時な状況共有がもたらす恩恵も大きいです。
また、業務のコミュニケーションが円滑になり、医療スタッフは常に最新の情報を把握可能となるため、患者さんへのより質の高いサービス提供が実現します。これが病院経営にどのような影響を与えていくのか、今後も注目が集まります。
kanaVoの詳細情報
- - 入門費用:50,000円
- - 年間利用料金:120,000円/年〜(ライト版)
- - 10日間の無料試用期間あり
- - 動作環境:iOS、Android、Windows10以降、macOS Catalina以降
詳細は
kanaVo公式サイトをご覧ください。
企業概要
kanata株式会社は、東京都中央区に本社を置き、医療現場における情報処理の効率化に挑戦しています。代表取締役滝内冬夫氏のもと、2018年に設立され、医療現場特有のニーズに応えるソリューションを提供しています。今後もkanataは、待たれる医療の質の向上に寄与し、より良い診療環境を人々に提供し続けるでしょう。