香港シンポジウム
2024-12-04 14:50:55

香港の国際ビジネスセンター機能を再評価したシンポジウムが大盛況

2024年11月21日、インターコンチネンタルホテル大阪において、香港貿易発展局と日本香港協会が共催するシンポジウム「国際ビジネスセンター・ハイエンド市場としての香港の価値を再評価する」が開催されました。このイベントには業界のリーダーや専門家が約450名集まり、香港を国際ビジネスの中心として再評価する機会となりました。

開会挨拶では、香港貿易発展局の日本首席代表、游紹斌(ベンジャミン・ヤウ)氏が登壇し、続いて近畿経済産業局の局長、信谷和重氏、中華人民共和国駐大阪総領事館の薛剣総領事が来賓として挨拶を行いました。このシンポジウムは、香港の国際ビジネスセンターとしての機能とその将来性について深く掘り下げる場となります。

基調講演にはアライアンス・フォーラム財団の原丈人会長が登場。「最新の国際情勢~日中関係・日米関係から読み解く真の香港の利用価値とは?」と題した講演では、香港が持つ独特の地理的および経済的条件について詳しく解説されました。その後、パネルディスカッションに移り、日本貿易振興機構の高島大浩理事がモデレーターを務め、ロート製薬の山田邦雄社長、EPSホールディングスの鷲北健一郎執行役員、京阪ホールディングスの加藤好文会長がパネリストとして参加しました。

議論では、香港市場の特性や、ホスピタリティ業界における訪日観光客の増加、そしてビジネス連携の可能性について熱心に意見が交わされました。特に加藤会長は、香港の優れた英語環境や購買力の高さに焦点を当てました。彼は、最近開業した「枚方モール」や日本初上陸となる「香港飲茶 YUMCHA」についても言及し、今後のビジネス展開に期待感を表明しました。

続くもう一つのシンポジウムは、11月22日に東京・如水会館で開催され、重要なビジネスリーダーたちが再び集結。商船三井の池田潤一郎取締役会長、住友商事の南部智一副会長、ロート製薬の山田邦雄代表取締役会長がそれぞれの視点から香港のビジネス環境について語りました。

特に、南部副会長は法律や会計など多様な専門職が集まる香港の人材の豊富さを強調し、それが香港の競争力に寄与していると訴えました。また、山田会長は、香港市場における迅速な意思決定の重要性と、研究開発の分野での革新性について触れ、香港がビジネスチャンスを提供する理想的な場所であると締めくくりました。

シンポジウムは、参加者同士のネットワーキングの場も設けられ、来賓やパネリストとの交流が盛んに行われました。香港貿易発展局が提供する情報やビジネスの機会について、参加者たちは多くの刺激を受けたことと思います。

今回のシンポジウムは、国際ビジネスの場における香港の重要性や、今後の展開に対する期待を高める素晴らしいイベントであったと言えるでしょう。地域を超えたビジネスの連携が、さらなる経済成長を促進する鍵であることが確認された瞬間でもありました。

最後に、香港貿易発展局について少し触れておきます。香港貿易発展局は、1966年に設立された公的機関で、香港の貿易を促進するために多岐にわたる活動を行っています。彼らは、地方および国際市場でのビジネスチャンスの創出を目的とした様々なイベントや市場分析を提供しており、香港のビジネス環境をグローバルに強化するための活動を続けています。


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会社情報

会社名
香港貿易発展局 東京事務所
住所
東京都千代田区麹町3-4-5トラスティ麹町ビル6階
電話番号
03-5210-5850

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