eMotion FleetとモリテックスチールがEV充電器連携検証を完了しスマートな運用環境を提供

EV充電器連携検証の完了

eMotion Fleet株式会社（以下、eMotion Fleet）は、モリテックスチール株式会社（以下、モリテックスチール）が提供するEV普通充電器と、自社の「EV運行・エネルギー管理システム（FMS/EMS）」との連携に関する検証を完了しました。本検証では、国際標準プロトコルであるOCPP（Open Charge Point Protocol）1.6に対応したモリテックスチール製の充電器と、eMotion Fleetが開発したFMS/EMSとの接続テストを行いました。これにより、充電器の遠隔監視や制御、リアルタイムデータ取得、スケジュール充電など、業務の効率化に直結する機能が確認されました。

モリテックスチールの技術力

モリテックスチールは特殊鋼材の販売と金属加工を基盤に、自社開発製品の製造にも力を入れています。特に、業界初の自動巻取式充電器を開発するなど、斬新なアイデアによって市場に新しい価値を提供しています。また、拡張ゲートウェイを利用することで複数の充電器を一元管理し、運用コストの削減を実現する提案力にも定評があります。これからのエネルギーインフラにおいて、同社の取り組みはますます重要になっていくでしょう。

eMotion FleetとFMS/EMSの特長

eMotion Fleetの開発したFMS/EMSは、EVだけでなく内燃車両も扱う多様性を持つプラットフォームです。各車両の運行状況、充電状態、燃費や電費、バッテリーの健康状態、CO2排出量など、様々なデータをリアルタイムに可視化することが可能です。これにより、運用者は車両ごとのパフォーマンスを直感的に把握し、効率的な管理が実現します。

連携検証の意義

今回の連携検証を通じて、eMotion FleetのFMS/EMSはモリテックスチールの充電器との接続をスムーズに実現しました。これにより、フリート運用の現場にあった多種多様な車両や充電器を柔軟に組み合わせることができる運用環境が整いました。今後は、商用EVの導入を現場のニーズに合わせてサポートし、脱炭素化とコスト削減の両立を目指して取り組みを加速させていく計画です。

eMotion Fleetのビジョン

eMotion Fleet株式会社は、日本およびアジア市場において、商用EVの導入と事業の脱炭素化をワンストップで行う事業者としての役割を果たしています。過去の成功事例を背景に、豊富な経験を基に、事業者や自治体の商用EVフリートの計画から導入、運用までを支援し、彼らのビジネスにおけるCO2削減やコスト効率の向上に貢献していきます。さらに、同社はこれからも持続可能な社会を目指し、革新的な技術やサービスを提供し続けることを約束します。

まとめ

eMotion Fleetとモリテックスチールの連携検証の完了は、商用EV導入における新しい章の始まりを示しています。二社の取り組みにより、より効率的で持続可能なビジネス運営が現実のものとなり、未来のエネルギー社会の構築に寄与することが期待されます。日本国内外の事業者に向けたこの新たなソリューションが、今後どのように拡がりを見せていくのか注目です。