英語能力指数2022
2022-11-16 10:00:01

2022年版EF EPI英語能力指数が示す日本の英語力の現実

英語能力の新たな指標、2022年版EF EPI英語能力指数



2022年版のEF EPI英語能力指数が発表され、日本の英語力が再び順位を落としたという衝撃的な結果が示されています。この指数は、EFの提供する英語力測定テスト「EF SET」の受験データを基に、非英語圏の国々における英語能力を継続的に測定し、分析したものです。その発表によると、日本は112の国・地域中80位に位置しており、隣国の中国(62位)や韓国(36位)に大きく差を付けられています。

日本の英語力とその背景



EF EPIの2022年版の結果は、以下の重要なポイントを浮き彫りにしています。

1. 25歳以上の英語力が向上: 年齢別に見ると、40歳以上の層が最も顕著な英語力向上を見せました。一方、21~25歳のグループは横ばいであり、特に18~20歳の層では2020年以降、50ポイントもの低下が見られます。

2. アジア諸国の低下傾向: アジア地域では日本を含むいくつかの国が英語能力の低下を示しています。ただし、シンガポール、マレーシア、韓国などはランクを上げており、地域内での差が広がっていることも特徴的です。

3. 都市部の英語力低下: グローバルな視点で見ると、都市部における英語力が顕著に低下し、その結果、英語能力の指数が分散している傾向が見受けられます。この現象は、コロナ禍でのリモートワークの普及が影響していると考えられています。500以上の都市を分析した結果、130都市がその地域のスコアを下回る結果となり、都市外の平均と変わらないことが確認されました。

日本の教育システムと今後の展望



日本においては、依然として主要都市(関東および関西)が高いスコアを示しており、全国平均よりも40ポイント以上高い結果となっています。これは、都市部に集中した教育機関やプログラムが影響を与えていることが考えられます。しかし、地域間の格差を解消し、全体の英語力を向上させるための体制が求められています。

EF EPIのレポートにおいて、イー・エフ・コーポレート・エデュケーションが企業のグローバル人材育成や組織開発をテーマにしたオンラインサミット「EF EPI Japan Summit 2022」を開催することが発表されています。これは、日本における英語力向上とともに、企業や組織での人材育成が急務であることを示唆しています。

まとめ



英語能力指数は、国際的な競争力を測る重要な指標です。今後、EF EPIの結果を受けて、教育機関や企業がどのように改善策を講じていくのか、そして効果的なトレーニングプログラムが増えていくのかが注目されます。グローバル社会における日本の英語力向上が期待されます。

会社情報

会社名
Hult / EF Corporate Education
住所
東京都渋谷区渋谷2-15-1渋谷クロスタワー27階
電話番号

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