里山コモンスクール
2026-01-28 13:35:09

生物多様性と持続可能なコミュニティを実現する里山コモンスクール

里山コモンスクール設立の背景



栃木県佐野市に位置する「里山コモンスクール」は、生物多様性を保全し持続可能なコミュニティを築くためのプロジェクトです。この取り組みは、東日本大震災後の福島原発事故を契機に大手電力会社を早期退職した田中浩唯氏によって始まりました。彼の故郷である荒廃した里山を再生させようとする情熱が、このスクールの設立につながっています。スクールでは「共生・共有・共感」を柱に、人と自然、また人と人との関係を再構築するためのプラットフォームを目指しています。

実践的なアプローチ



「里山コモンスクール」では、日本の生物多様性の専門家を招き、科学的根拠と伝統的知恵を融合したワークショップが実施されています。これにより、生態系の復活を目指し、参加者は具体的な手法を学ぶことができます。

1. 伝統的環境改善


環境NGO「虔十の会」の代表、坂田昌子氏によるワークショップでは、「伝統的環境改善」がテーマです。ここでは、水と空気の流れを整えるために石や枝葉を使用し、土中の通気性や透水性を向上させます。この方法は、単に山を手入れするのではなく、生態系そのものの自律的な回復力を引き出すことを目的としています。

2. 葉脈の道づくり


次に、橋本忠久氏による「葉脈の道づくり」では、徳島県の自然共生サイトでの経験をもとに、地形に配慮した持続可能な道の作り方を学びます。道を作る際には、地形や水流を理解し、重機を使わず自然環境への負担を軽減する方法が取り入れられます。このアプローチは、未来の森を持続可能に保ちながら利用する自伐型林業の理想的なモデルです。

これまでの成果



令和6年度の農山漁村振興交付金事業として、様々な成果を上げています。管理する森林面積は当初の3haから18haへと大幅に拡大しました。また、クラウドファンディングを利用し、約58万円の資金調達を達成しました。教育活動も重視されており、地元高校生のためのプログラムや、専門技術の伝承の場としても機能しています。

企業協賛・パートナーシップの募集



現在、里山コモンスクールでは、ネイチャーポジティブへの貢献を希望する企業や団体の参加を募集しています。年会費は5万円、10万円、または30万円のプランが用意されており、ご協賛いただいた企業名を寄付者銘板に掲載したり、田中浩唯氏による里山案内を受けることもできます。

今後のスケジュール



今後の主要なイベントとして、2026年には山井忍氏によるワークショップ「バイオトイレ設置のための小さな山小屋作り」などが予定されています。また、坂田昌子氏による「生物多様性を考えた森づくり」ワークショップも続きます。詳細な日程についてはエコロジーオンラインのウェブサイトで確認できます。

里山コモンスクールは、地域での自然と共生した生活を実現するための重要な取り組みです。生物多様性を理解し、生態系の再生に寄与することができる貴重な機会です。


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会社情報

会社名
特定非営利活動法人エコロジーオンライン
住所
栃木県佐野市植上町1331-6
電話番号
0283-23-9758

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