物流革命!RockyOne導入
2025-07-30 11:27:24

AI荷下ろしロボット「RockyOne」が物流現場に革命をもたらす

物流現場での新たな挑戦



近年、さまざまな産業での自動化が進む中、特に物流業界におけるロボット導入が注目されています。このたび、サンワサプライ(上海)、SGシステム、およびXYZ Roboticsの三社が共同で、AI搭載の荷下ろしロボット「RockyOne」をサンワサプライ東日本物流センターに導入しました。この取り組みは、日本市場における物流ロボット導入の第一歩となります。

「RockyOne」の特長



「RockyOne」はXYZ Roboticsが開発した自律移動型の荷下ろしロボットであり、さまざまなサイズのカートンをコンテナから自動で荷降ろしすることができます。このロボットは、産業用ロボットアーム、3Dカメラモジュール、独立制御吸着ハンドを備えたAMR(全方位移動架台)を基盤とし、荷物の積み方に関わらず効率よく作業を行う能力を持っています。特に、荷物が天井近くまで積まれている場合や障害物がある場合でも、タブレット端末に警告が表示され、迅速に対応することが可能です。

導入の背景



コンテナからの荷降ろし作業は、高温や重い荷物、手が届かない位置の荷物など、過酷な条件が揃っています。そのため、この業務は安全性や効率性の面での課題が多く、じわじわと自動化のニーズが高まっていました。

SGシステムは、様々なサイズや重量の荷物に応じた自動化の可能性を徹底的に分析し、XYZ Roboticsはシミュレーションでその安全性と効率性を事前検証しました。これにより、ロボットによる自動化率を高めつつ、運用面に関しても見直しが行われました。

導入効果と今後の展望



2024年10月から11月まで実施した実証実験では、対象となるコンテナ数の大幅増加が実現し、特に重い荷物の処理能力は人手の1.5倍、軽い荷物のマルチピッキングによる処理能力は人手と同等の350PPH(Pieces per Hour)を達成しました。この成果を受けて、2025年4月には本格導入が開始され、さらなる処理性能の向上が期待されています。

三社は、SGホールディングスグループ内の強力な物流ネットワークを駆使し、将来的には多くの物流現場に「RockyOne」を導入していく計画です。この取り組みが物流業界の自動化を進め、人手不足の解消に寄与することが期待されています。

まとめ



AI技術を取り入れた「RockyOne」の登場は、物流業界にとっての大きな革新です。今後の展開には目が離せません。各社の強みを生かした協力体制と最新技術の導入が、どのように現場の労働環境を変えていくのか、その行方に注目が集まります。


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会社情報

会社名
サンワサプライ株式会社
住所
岡山県岡山市北区田町1-10-1
電話番号
086-223-3311

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