山口県平生町にて新たな公共交通手段『楽シー』がスタート!
2026年10月1日、山口県平生町において、公共ライドシェア『楽シー(らくしー)』の実証実験運行が開始されました。この新しい交通サービスは、地域住民のドライバーによって運営され、公共交通の質を向上させることを目的としています。運営は株式会社パブリックテクノロジーズが担当し、自治体向けスーパーアプリ『パブテク』も活用されています。
ライドシェアの背景と目的
平生町は、人口約1万人を抱え、高齢化率が43.2%に達しています(令和2年国勢調査)。自家用車を運転しない高齢者を含む住民にとって、通院や買い物などのための移動手段を確保することは、非常に重要な課題です。例えば、現在町内にはバスやタクシーが存在しますが、運転手不足が深刻化しており、利用者のニーズに応えることが難しい状況にあります。また、ボランティア運送の担い手も高齢化が進んでおり、持続可能な移動手段の確保が求められています。
『楽シー』の特徴
新たに導入された『楽シー』は、地元タクシー事業者である柳井三和交通株式会社と協力し、タクシーだけでは応えきれない移動需要を補完する形で運営されます。利用者は自宅から目的地まで直接移動できるだけでなく、柳井駅や周東総合病院といった町外の主要な拠点へのアクセスも可能です。
特に注目すべきは、地域住民がドライバーとして運行に参加する点で、地元の人々が地域社会に貢献する文化の醸成にもつながります。また、予約はアプリ『パブテク』とコールセンターの両方から行え、デジタル操作に不安がある方にも優しい設計です。
多様な利用者に対応
『楽シー』では、地域住民だけでなく、観光などで平生町を訪れる方々も利用が可能です。これにより、地域の活性化にも貢献できるでしょう。運賃は町内が500円、町外が1,000円とリーズナブルで、現金やクレジットカード、PayPayでの支払いにも対応しています。
新たな公共交通システムの展望
今回の取り組みは、単なる交通手段の提供にとどまらず、地域住民、交通事業者、行政との協力による持続可能な公共交通システムの確立を目指しています。運行開始日の出発式には平生町長や関係者が参加し、新たな公共交通サービスの開始を祝いました。
今後、株式会社パブリックテクノロジーズは、平生町と連携しながら利用者の声を反映させたサービスの改善やシステムの最適化に努めていきます。地域に根ざした公共交通のニーズに応えることで、日本各地での交通空白の解消にも貢献したいと考えています。
著者について
株式会社パブリックテクノロジーズは、GovTech事業を主に展開しており、地域から世界に向けた交通サービスの革新を目指しています。『楽シー』を通じて地域社会を支える取り組みが広がることを期待しています。皆さんもぜひこの新しい公共交通手段を試してみてください。