新たに発表された「GOOD民間学童保育宣言」とは
先日、一般社団法人が取り組む「GOOD民間学童保育宣言」が発表されました。この宣言は、すべての子どもたちに「安全で安心できる放課後の居場所」と「多様な学びの機会」を提供することを目的とした行動指針です。宣言に賛同する施設や団体、企業と協力し、保護者が安心して多様な働き方を選べる環境を整えていく方針です。
小1の壁とは
この取り組みの背景には「小1の壁」という社会的課題があります。これは子どもが小学校に入学する際に、保護者が仕事と育児の両立に直面する問題です。特に、学童保育の質や量が不足しているために、保護者は安心して仕事を続けることができないという現状があります。2024年5月には、学童保育の利用者数が過去最多の1,515,205人に達し、さらなる質と量の向上が求められています。
東京都での認証制度
東京都でも、保育の質を確保するための認証制度が発表されましたが、民間学童保育協会では2023年の設立当初から品質向上に取り組んできました。この取り組みは、子どもたちの健全な成長を支えることだけでなく、保護者が安心して仕事を続けられるような環境を提供することを目的としています。話し合いや研修を通じて、常に品質の向上に努めています。
保護者向けの新しい取り組み
新たに発表された「GOOD民間学童保育宣言」は、様々な施策を伴っています。まず、保護者向けの情報発信や学童保育施設の検索機能を充実させたウェブサイトを公開します。これにより、保護者は安心して自分の子どもに合った学童保育施設を見つけることができます。さらには、GOOD民間学童保育を実施している施設には専用のステッカーが配布され、インパクトのある目印とすることで、利用者や利用検討者の認知を高めていく方針です。
未来に向けた取り組み
この取り組みに基づき、私たちは今後とも子どもたちとその保護者に対して「安全で安心できる放課後の居場所」と「多様な学びの機会」を継続的に提供することをお約束します。
「GOOD民間学童保育宣言」は、これからの社会で求められる質の高い学童保育を実現するための重要なステップです。この動きを通じて、すべての子どもが安心して成長できる環境作りを進めていきたいと考えています。私たちの取り組みにより、保護者も安心して職場に復帰でき、子どもたちの未来をより良いものにしていけることを願っています。