CHUGAI PHARMONY DAY 2024
2024-12-18 15:17:17

中外製薬が患者支援を強化するCHUGAI PHARMONY DAY 2024を開催

中外製薬が患者支援活動を加速



中外製薬は2024年10月16日、患者との課題解決を目指す「PHARMONY」の取り組みを紹介するイベント「CHUGAI PHARMONY DAY 2024」を開催しました。このイベントでは、17名の患者団体および支援団体からのゲストを招き、フリーアナウンサーの笠井信輔氏が総合司会を務めました。

PHARMONYとは何か


「PHARMONY」は「Patients」と「Pharma」の頭文字を組み合わせた造語であり、中外製薬が患者とその家族の声を聞き、相互理解を深めることで共有価値を創造することを目的としています。この取り組みの一環として、患者団体とのコラボレーションにより、具体的なプロジェクトを96件以上実施してきています。

イベントのオープニング


オープニングセッションでは、CEOの奥田修がPHARMONY DAYの意義と、中外製薬のアプローチについて説明しました。また、NPO法人肺がん患者の会ワンステップの理事長である長谷川氏も参加し、両者の考え方が共有されました。

セッション1:患者の体験談


最初のセッションでは、認定NPO法人オレンジティスタッフの中野季里子氏が、乳がん再々発患者としての体験談を語りました。彼女は治療を受ける中での家族との関係や、医療従事者、製薬会社への期待についても触れました。中野氏は、2019年に行われたマネジャー研修に参加したことがあり、この日の講演で出会った社員とも再会しました。

セッション2:社員の取り組み発表


このセッションでは、中外製薬の社員が自身の取り組みを発表。特に注目を集めたのが、創薬研究における患者の視点を重視したプロジェクトです。研究本部の林円香氏は、非当事者では把握しきれない潜在ニーズについて言及し、今後の臨床試験の指標として患者の生活行動を取り入れることの重要性を強調しました。

また、酒井憲一氏が発表した製剤研究部の取り組みでは、研究員が製品の使用者の声を聞くことが新たな気づきにつながったと述べました。さらに、鴇田裕也氏は、患者とともに進む臨床開発について、医薬品開発の内外で必要な情報を伝えるための資料を作成したことを報告しました。

セッション3:CEOダイアログ


このセッションでは、患者団体の代表者と中外製薬のCEOによる対話が行われました。対話の目的は、患者中心の活動の進捗を確認し、相互理解を深めることです。今年のテーマには、創薬研究や情報のアクセス、患者の声反映などが挙げられました。参加者たちは、企業が患者の声を取り入れる重要性を再認識しました。

クロージング


NPO法人パンキャンジャパンの理事長である眞島氏は、中外製薬の継続的な取り組みを評価し、新薬開発のスピード感や患者中心の姿勢をさらに深めることの重要性を訴えました。彼は、アンメットメディカルニーズの解決に向けたチャレンジを期待しています。

CHUGAI PHARMONY DAY 2024は、患者との連携を深めるプロセスと、製薬業界全体への影響を考える貴重な場となりました。


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会社情報

会社名
中外製薬株式会社
住所
東京都中央区日本橋室町2-1-1日本橋三井タワー(受付12F)
電話番号
03-3281-6611

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