循環器病医療機関マップ
2023-04-20 12:00:02
循環器病対策支援マップ公開!地域医療機関検索で安心を
循環器病対策の新たな一歩!日本循環器協会が医療機関検索マップを公開
近年、増加傾向にある循環器病。国民の健康を守るため、日本循環器協会は画期的な取り組みを始めました。それは、地域における適切な循環器病医療機関を検索できる『見える化マップ』の公開です。このマップは、心疾患で悩む人々にとって、まさに朗報と言えるでしょう。
なぜこのマップが必要なのか?
日本における循環器病は、がんに次ぐ死亡原因の第2位。高齢化社会の進展とともに、患者数は増加の一途を辿っています。早期発見と治療が不可欠ですが、多くの患者さんが「適切な医療機関がどこにあるのかわからない」という課題を抱えています。この情報不足が、受診の遅れや治療開始の遅延につながっているのです。
『見える化マップ』が解決策に
日本循環器協会が開発した『見える化マップ』は、この問題を解決するための画期的なツールです。このオンラインマップでは、循環器専門医や一般内科医、さらには地域連携医療機関の情報が掲載されています。住所や病院名、医師名だけでなく、専門医の有無も検索条件として指定可能です。検索結果を地図上に表示し、経路検索もできるため、利便性も抜群です。
さらに、日本循環器協会正会員医療機関はオレンジ色のピンで表示されるため、信頼性の高い医療機関を選びやすくなっています。近隣の医療施設も地図上に表示されるので、通院のしやすさも考慮できます。
専門家からのコメント
東京大学大学院医学系研究科循環器内科学教授で、一般社団法人日本循環器協会代表理事の小室一成先生は、このマップについて次のようにコメントしています。
「循環器疾患は命に関わる疾患ですが、適切な予防と治療によって、重症化を防ぐことができます。このマップによって、高度な専門性を持つ循環器専門医だけでなく、循環器疾患患者を診療する一般内科医も簡単に検索できるようになりました。健診で異常を指摘された方が、適切な医療機関を受診しやすくなることを期待しています。」
今後の展開
現在、つくば市を皮切りにパイロット的に運用されていますが、順次全国展開を目指しています。各地域の医師会との連携を強化し、より多くの医療機関に登録を呼びかけることで、全国の患者さんの受診をサポートしていく計画です。
日本循環器協会について
2021年に設立された一般社団法人日本循環器協会は、循環器病対策基本法の施行を受け、患者、企業、医療機関をつなぐプラットフォームとしての役割を担っています。日本循環器学会、日本心臓財団と連携し、地域に密着した活動を展開しています。
この『見える化マップ』は、国民の健康を守るための重要な一歩となるでしょう。今後の展開にも期待が高まります。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本循環器協会
- 住所
- 東京都千代田区内神田1丁目18番13号 内神田中央ビル6F
- 電話番号
-
03-6775-9113