DNP、サプライチェーン強化
2024-07-26 11:06:54

大日本印刷、サプライチェーンを強化するための新クラウド導入を発表

DNP、新たなクラウドサービスでサプライチェーンを一新



大日本印刷株式会社(DNP)は、2024年8月1日から株式会社Resilireが提供するサプライチェーンのリスク管理クラウド「Resilire」を導入することを発表しました。この取り組みにより、DNPは持続可能な調達体制を強化し、環境の変化に対しても柔軟に対応できる体制を整えます。

1. 「Resilire」とは何か?



「Resilire」は、サプライヤー情報を一元管理できるクラウドサービスで、災害などのアクシデントが発生した際には、各サプライヤーの被害状況を迅速に把握できる機能を持っています。このシステムの導入により、DNPはサプライチェーンの可視化を進め、リスクの早期把握と初動対応の迅速化を実現します。

2. 導入の背景と目的



近年、自然災害の増加や地政学リスクの高まりによって、企業のサプライチェーンが寸断されるリスクが増大しています。DNPは、こうした状況を踏まえ、サプライチェーン全体のリスク管理を経営課題の一つとして位置付けてきました。「Resilire」の導入を通じて、企業のレジリエンスを強化し、持続可能な調達を目指しています。

3. サプライチェーンのレジリエンスを高めるために



「Resilire」がもたらす利点として、災害や地政学リスク発生時に効率的に各サプライヤーの状況を把握できる点があります。これにより、従来の情報収集にかかる時間や手間を約50%も削減することが見込まれています。特に、サプライヤーの状況確認が迅速化されることで、リスクが発生した際の初動対応が大幅に改善されます。

4. 今後の展望と取り組み



DNPは今後も「Resilire」の活用を通じて、サプライヤー情報の連動を進めていきます。また、人権デュー・ディリジェンスや温室効果ガスの削減、紛争鉱物の調査など、サスティナビリティ関連の情報の連動も計画し、より持続可能な企業活動を目指していく方針です。

5. 株式会社Resilireについて



株式会社Resilireは、2018年に設立され、「データでサプライチェーンをアップデートする」ことを目的に、様々な企業向けにサプライチェーンリスク管理クラウドサービス「Resilire」を提供しています。従来、サプライチェーンの情報が閉鎖的であったため、安定供給が難しい企業にとって、「Resilire」はその課題解決の糸口となるでしょう。

このように、大日本印刷は「Resilire」を導入することで、サプライチェーン全体の見える化とリスク管理を強化し、企業の持続可能性を高めるとともに、顧客企業や生活者のニーズにも応えていくことを目指しています。


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会社情報

会社名
大日本印刷株式会社
住所
東京都新宿区市谷加賀町1‐1‐1
電話番号

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