株式会社ピアズグループ、AWS主催のイベントに参加
2025年8月、株式会社ピアズグループの関連企業である株式会社Qualiagramは、アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)が主催する「AWS デジタル社会実現ツアー 2025」に参加しました。このイベントは、地域社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進し、持続可能な地域創生を目指す取り組みの一環として開催されました。
イベント概要
- - イベント名: AWS デジタル社会実現ツアー 2025
- - 開催日時: 2025年8月18日~28日
- - 開催場所: 全国7都市
- - 登壇日程: 8月20日(大阪)、8月22日(仙台)
- - 登壇者: 株式会社Qualiagram 代表取締役 吉井 雅己
- - 登壇テーマ: 接客テック領域における生成AI活用事例 ~大阪万博・小売業での挑戦~
このツアーでは、全国のさまざまな地域でのデジタル社会実現に向けた取り組みが発表されました。特に、Qualiagramが紹介した事例は、最新のAI技術を活用して接客現場の課題を解決するもので、非常に注目を集めました。
生成AI活用事例
Qualiagramが紹介した事例は、主に以下の4つに分かれています:
1.
人材育成トレーニングの効率化:
Qualiagramは、接客スタッフのスキル向上のためにAIを活用し、講師との違いを定量的に分析できる仕組みを導入しました。このアプローチにより、教育コストを削減し、育成スピードを向上させることができました。新たにリリースされたトレーニングAIプラットフォーム「mimik AI」も、これを支えるツールです。
2.
オンライン接客基盤の整備:
ONLINX+というオンライン接客プラットフォームを通じて、複数の店舗をリモートでサポートする新たな仕組みを実現しました。これにより、従来派遣で必要だった人員を、拠点から効率的に代行できるようになり、生産性の向上とコスト削減の両方を実現しました。
3.
大阪・関西万博における実証実験:
万博会場ではAIスタッフが来場者をサポートし、受付や質疑応答を担当しました。このプロジェクトを通じて、大規模イベントにおける人材不足の課題を解消し、より良い来場体験を提供することに成功しました。
4.
地方自治体の課題解決支援:
北海道の小清水町では、高齢者が利用しやすいシェアライド型タクシーの実証実験を行いました。LINEの音声対話機能を用いて配車予約ができる仕組みを導入し、交通弱者に対する支援と地域のインフラ維持を実現しました。
今後の展望
今後、Qualiagramは生成AIを軸にした次世代の接客インフラを構築する方針です。AI×人材育成×データ活用のモデルを強化し、SaaS化やデータ分析機能の向上、マルチモーダル対応を進める予定です。これらの取り組みは、数千億円から兆円規模の成長が期待される市場において、社会的なインパクトと企業の機会を同時に創出することを目指しています。
Qualiagramは、AWSの先進技術を活用し、現場の知見と接客ノウハウを組み合わせて、「日本発の接客AIスタンダード」を確立することを目指しています。これにより、社会価値と企業成長の両立を実現し、持続可能な解決策を提供していく所存です。