海の安全を守る灯台と新たな試み
日本には約3000基もの灯台が存在し、船舶の安全運航を支えています。歴史的な役割を持つこれらの灯台が、今新たな試みとして「灯台御守印(とうだいごしゅいん)」を発表しました。このオリジナルの御守印は、2025年11月1日から8日の「海と灯台ウィーク」に、特に歴史ある2つの灯台で配布されます。
灯台御守印のデザインは、灯台擬人化プロジェクト『燈の守り人』とのコラボレーションによって生まれました。この特別な印には、灯台の魅力が詰まったキャラクターが採用されており、さらに二次元バーコードからは、人気声優が出演するボイスドラマ『幻想夜話』を楽しむこともできます。
灯台の歴史と灯台御守印の背景
観音埼灯台(神奈川県)は、日本で初めて建てられた西洋式灯台であり、1869年に初点灯しました。これを受けて、同じく1869年に点灯した野島埼灯台(千葉県)も日本で二番目の西洋式灯台として知られています。このふたつの灯台は150年以上の歴史を持ち、依然として海の道しるべとして機能しています。
灯台はその長い歴史の中で多くの人々に支えられてきました。「灯台守」と呼ばれる職員たちが、家庭を灯台に持ちながら過酷な環境で働いていました。このような灯台の役割や存在を多くの人に知ってもらうため、灯台御守印という企画が生まれたのです。
「御守印」という名称は、灯台が私たちや船を守っているというメッセージを強調しています。御守りとしての性格を持つ印を通じて、灯台を親しむ機会を提供し、海の安全を改めて考えるきっかけにしたいという思いが込められています。
灯台御守印の配布詳細
配布期間は「海と灯台ウィーク」の間、つまり2025年11月1日から8日までです。この期間中に観音埼灯台または野島埼灯台を訪れた方には、参観寄附金を支払うことで一人につき1枚の灯台御守印が授与されます。この日には入場料として300円が必要ですが、3000枚限定での配布とのことなのでエントリーはお早めに!
また、今回は特別なキャンペーンも実施します。灯台とともに「灯台御守印」の写真を撮り、X(旧Twitter)に投稿すると、抽選で5名様にギフトカードが当たるチャンスがあります。ぜひ参加して、灯台と一緒の思い出をシェアしてください!
まとめ
このように、灯台御守印は過去と現在を繋ぐ素晴らしいプロジェクトです。灯台の魅力を再発見し、さらに多くの人にその重要性を伝えることを目指しています。この機会に家族や友人と一緒に灯台を訪れ、海の安全について考えながら特別な印を手に入れてはいかがでしょうか。海と灯台の世界に触れ、享受することができる絶好のチャンスです。