キングサーモンプロジェクト「Pilots at BATプログラム」の概要
東京都が展開するキングサーモンプロジェクトの一環として、スタートアップ企業を対象とした「Pilots at BATプログラム」が始まりました。このプログラムは、東京都、NYCEDC(ニューヨーク市経済開発公社)、LACI(ロサンゼルスクリーンテックインキュベーター)が協力し、革新的なビジネスの実証、そしてグローバル展開を目指すスタートアップに実質的な支援を提供することを目的としています。
本プログラムの目的と概要
このプログラムは、クライメイトテック関連のスタートアップを対象に、ニューヨーク市のBAT(Brooklyn Army Terminal)での実証環境を提供します。BATは、近代的な産業拠点として生まれ変わった場所で、さまざまな企業が集結し、活発なビジネス環境を形成しています。実証プログラムを通じて、スタートアップはここでの実証を行い、その結果を受けて次のステップへと進むことが可能となります。
東京都とNYCEDCは、BAT施設へのアクセスを含む、様々な支援を行います。これには、許認可取得のサポートや、現地で必要な機材や設備に関する技術支援、定期的なメンタリングが含まれています。また、成功した実証の結果を示すケーススタディを公開することで、他のスタートアップにもインスピレーションを与える予定です。
プログラムの詳細と応募資格
ターゲットとなるのは、特定の基準を満たしたスタートアップ企業であり、応募は1社のみとされています。書類審査と面接審査を経て選考が行われるため、詳細な応募資格については公募要領を確認する必要があります。
支援内容は、最大で12カ月にわたり続きます。NYCEDCとLACIが提供する支援には、実証に向けたBATのインフラへのアクセス、技術サポート、メンタリングの実施が含まれ、東京都からは海外渡航に対する資金サポートが提供されます。
プログラムに関する説明会
プログラムの詳細については、説明会がオンラインで開催されます。説明会日は令和8年8月6日(木曜日)の19時から20時(日本時間)で、興味がある方はウェブページから申し込みが必要です。詳細や公募要領は、キングサーモンプロジェクト専用のウェブサイトで確認できます。
キングサーモンプロジェクト「Pilots at BATプログラム」ウェブページ
BAT(Brooklyn Army Terminal)について
BATは、ニューヨーク市ブルックリン区に位置する近代的な産業拠点です。約400万平方フィートの広さを誇り、100社以上が入居し、3,500人以上の雇用を生み出しています。元々は米国最大の軍事物流拠点として1918年に建設され、1981年にニューヨーク市が取得して以来、BATはビジネスの舞台として進化を遂げています。現在では、次世代のイノベーションを育む施設が整い、さらに気候テック・イノベーションハブの「BATWorks」が設置され、スタートアップの製品開発やプロトタイプ作成を支援しています。
LACI(Los Angeles Cleantech Incubator)について
LACIは、米国のクリーンテクノロジー革新を推進する重要な機関であり、ニューヨーク市とロサンゼルス市とのコラボレーションを通じて、多くのスタートアップを支援しています。2011年に設立されて以来、537社の企業を支援してきた経験があり、顕著な経済的影響をもたらしています。
本プログラムは、東京都が推進する「2050東京戦略」の一環であり、スタートアップ企業を育成し、国際的な舞台で活躍できる機会を提供することを目指しています。グローバルな視点でのビジネス展開を考えるスタートアップにとって、いよいよ重要なチャンスが到来しました。