手書きの言葉から詩的アートへと変わる体験展を仙台駅で開催

仙台駅での新感覚体験展『オトシブミ』

2025年10月、仙台駅地下通路にて開催される"オトシブミ - AIつむぐ落とし手紙 -"は、手書きの言葉がアートとしての表現に生まれ変わるユニークな体験を提供します。このイベントは、人工知能（AI）やニューロテクノロジーを活用したアートプロジェクトであり、観客が自らの手で書いた言葉が、詩的な形に変換され、目の前で再現される様子を楽しめる内容となっています。

体験の流れとは？

来場者は、まずその場で「誰かに伝えたい言葉」を紙に記入します。AIがその手書き文字を読み取り、詩的な表現へと変換。生成された言葉は映像として視覚化され、まるで自然に漂う落ち葉のように、映像内でゆっくりと巻き上がりながら形を変えていきます。そして、最終的にはふわりと空中に舞い、消えてしまいます。

その場で生成された言の葉は折り紙としてプリントされ、参加者が自ら手で折りたたむことによって、体験が完結します。このように、デジタルとアナログが見事に融合され、物理的な形としても手元に残るのです。

技術とアートの融合

このプロジェクトは、Visionary Labが独自に開発したリアルタイム処理基盤を活用しています。これにより、生成された詩的言語は即座に映像化されるため、観客は言葉が描かれるプロセスをリアルタイムで体感することができます。手書き文字を解析し、それを詩的に再構築することで、各個人の思いを反映した作品が生み出されるのです。

さらに、折り紙としての形を持ちながらQRコードも印刷され、参加者は後からもこの体験を振り返ることができる仕組みもデザインされています。これにより、デジタルな体験と物理的な記憶がつながり、一貫したストーリーを持つ体験が作られるのです。

展示の詳細

このユニークな体験展は、2025年10月25日（土）から27日（月）の3日間、仙台駅構内のコンコース中央にて無料で開催されます。時間は毎日10:00から18:00まで。今回の展示は日建設計総合研究所のプロジェクト"Ki Sci Iki"の一環として行われ、科学と人の感性が交わる新たな社会実装を模索する試みの一部となります。

Visionary Labのビジョン

Visionary Labは「空想に輪郭を。」をテーマに掲げ、先端技術を活用した創造的な体験の提供を目的としています。研究者やエンジニア、アーティストなどが協力し、新たな社会体験の創造に挑む姿勢が魅力です。参加者にとっては、自分自身の言葉を基にしたアートがどのように成形されるのかを体験できる貴重な機会となっています。

このように、`オトシブミ`は単なる展示ではなく、アートと技術の融合がもたらす新しい形のコミュニケーションの実践とも言えるイベントです。自分の言葉をアートに変えたい方、または新しい体験をしたい方は、ぜひこの機会をお見逃しなく！

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