日本語作文コンクール
2024-08-13 13:30:12

外国人技能実習生・研修生による日本語作文コンクールで優秀者発表

第32回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクール



公益財団法人国際人材協力機構(JITCO)が主催する「第32回外国人技能実習生・研修生日本語作文コンクール」の入賞者が発表されました。今年度は1,277名の応募者の中から、株式会社岩井化成(山口県岩国市)に勤務するベトナム出身のレ ティ マイさんをはじめとする4名が最優秀賞に選出されました。このコンクールは、技能実習生・研修生の日本語能力の向上を目的に、1993年から開催されています。

最優秀賞を受賞した4名の作品は、参加者の国籍や背景を踏まえ、個々の体験に基づく感動的な内容となっています。特に、最優秀賞を受賞したレ ティ マイさんは、来日後に知った障害を持つ人々への支援と共感に希望を見出したことを描写しました。彼女は日本での経験を通じて、障害者支援の大切さに気づいたことを詳細に述べています。

また、チャン トゥイ アンさんは、介護の仕事を通じて挨拶の重要性に気づいたとのことで、そこに込められた温かい気持ちや敬意について触れています。さらに、グエン ティ フィエン フイさんは、亡くなる直前まで熱心に授業を続けていた日本語教室の先生との別れについての思いを語り、深い感情を表現しました。

一方で、モンゴル出身のバーサンジャブ エルベグザヤさんは、介護を通じて戦争の記憶と平和の重要性を感じたことを述べ、感情豊かに平和への願いを込めた作品を発表しました。

今年のコンクールでは、最優秀賞のほか、優秀賞(5名)、優良賞(11名)、佳作(15名)も選出され、日本全国から寄せられた多様な作品が評価されました。入賞作品は今後の表彰式で朗読される予定で、最優秀賞受賞者は東京都千代田区で開催される「JITCO交流大会」に参加します。表彰式では、受賞者が自らの作品を、生き生きとした表情で朗読する姿が注目されています。

この作文コンクールを通じて、外国人実習生や研修生の日本語能力向上だけでなく、異文化理解の促進にも寄与していると言えるでしょう。JITCOは引き続き、外国人技能実習生や研修生の支援に力を入れていく考えです。多様な文化が交わる中で、言葉の壁を越えた感動的な交流が生まれることを期待したいです。

詳しい内容や入賞者のリストについては、JITCOの公式ウェブサイトやプレスリリースでご確認ください。


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公益財団法人国際人材協力機構
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東京都港区芝浦2-11-5五十嵐ビルディング
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