ボンカレーの未来
2026-06-11 13:33:44

58年愛されてきたボンカレーの味を未来へ!新AIシステムで技術を継承

ボンカレー、AIで未来へつなぐ



大塚食品株式会社は、発売から58年を迎えたロングセラーブランド「ボンカレー」に革命的な技術を導入しました。同社の琵琶湖研究所が開発したAIシステム『おいしさLENS』は、従来の製品開発のノウハウをデータ化し、次世代へと味を継承することを目指しています。

変わりゆく社会の中での挑戦



少子高齢化や人手不足が進展する昨今、食文化の技術継承が一つの大きな課題となっています。大塚食品は、長年にわたり多くの方に親しまれてきた「ボンカレー」の変わらないおいしさを維持しつつ、新たな「おいしさ」を模索しています。この努力は、顧客に対する責任の一環として位置づけられています。また、気候変動や地政学リスクによる原材料の高騰と調達不安の影響で、安定した製品供給が難しくなっている現状もあります。

琵琶湖研究所には、製品の開発に対する強いこだわりがあります。研究員たちは、納得のいく味を追求するために何百もの試作品を作り続けてきましたが、その知見は個人の経験に依存しており、世代交代で失われるリスクがありました。そこで、『おいしさLENS』の導入に至ったのです。

AIシステムの核心



『おいしさLENS』では、従来の味噌や香辛料の評価基準を緻密に統一し、マニュアル化しました。その結果、合計218のフレーズを用いて「味の評価属性」を16種類に集約し、どのように新たなレシピが開発されるかを数値化しました。これにより、味の評価が客観的なデータとして蓄積されるようになりました。

同システムは、試作レシピの情報と官能評価データを組み合わせて、AIが新たなレシピの予測を行い、過去の知識を未来に活かすことを可能にしています。実際に、熟練研究員の感覚にもマッチする新しい試作案を提示することもできるようになり、いよいよ開発現場での使用が始まりました。

データベースの整備



また、40年分の資料をAI技術で電子化し、データベースを構築しました。これにより、「ボンカレー」の製品開発におけるすべての情報に即時にアクセスできる環境が整いました。そして、新しい試作レシピや官能評価データは次々に蓄積され、それが『おいしさLENS』の学習素材としても利用されます。

おいしさLENSの効果



このシステムは、今後の原材料の調達や新レシピの開発に役立つ情報を提供します。例えば、消費者アンケートのデータを取り入れることで、どの試作品がどの市場に受け入れられるかも予測可能です。数値に基づいた試作が行えるため、開発スピードの向上にもつながります。

未来の展望



大塚食品はさらに、味覚センサーや香りセンサーなどの新しい技術を組み合わせることで“おいしさの見える化”を進めていく計画です。このプロジェクトは「ボンカレー」に限らず、同社の他のブランドにも展開される予定です。

伝統と最新技術を融合させながら、消費者に愛される「ボンカレー」の味を、これからも未来につなげていきます。


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会社情報

会社名
大塚食品株式会社
住所
大阪府大阪市中央区大手通3-2-27
電話番号

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