ネクセラファーマ、Centessa社との提携で新薬開発が本格化

ネクセラファーマ、Centessa社との提携で新薬開発が本格化



ネクセラファーマ株式会社は、協業先であるCentessa Pharmaceuticals Limited(以下、Centessa社)との研究開発提携を通じて、4.8百万米ドル(約689百万円)のマイルストンを受領することを発表しました。このマイルストンは、Centessa社が進めているオレキシン受容体作動薬プログラムの一環で、新薬臨床試験の開始申請(IND)が米国食品医薬品局(FDA)に受理されたことに関連しています。具体的には、Centessa社が開発中の新しいオレキシン2受容体(OX2R)作動薬であるORX142に関するものです。これにより健常人を対象としたフェーズ1試験が遂に開始されることとなりました。

ORX142は、特定の神経疾患や神経変性疾患を治療することを目的としている選択的OX2R作動薬です。医薬品は神経系における複雑なメカニズムをターゲットにしており、その効果が期待されています。今回のマイルストン受領により、ネクセラファーマはより具体的な事業展開に向けたステップを刻むことができるでしょう。

このマイルストンの内訳は、INDの受理に伴う金額として1.8百万米ドルが2025年12月期第2四半期の売上として計上される予定であり、フェーズ1試験開始に伴う3.0百万米ドルは同年の第三四半期に計上される見込みです。

ネクセラファーマの事業展開



ネクセラファーマ株式会社は、テクノロジーを基盤としたバイオ医薬品企業として、国内外の未充足ニーズに応える製品を提供することを目標としています。患者さまの生活の質を向上させる新しいスペシャリティ医薬品の開発には、特に力を入れています。

同社は、急成長を遂げる日本やアジア・太平洋地域市場で、複数のすでに上市済みの製品とともに、革新的な医薬品の開発も進めています。具体的には、独自の創薬プラットフォーム「NxWave™」を活用し、30品目以上のプログラムを対象にパイプラインを構築しています。

このパイプラインは、ファーストインクラスまたはベストインクラスの候補化合物を含み、神経疾患、神経精神疾患、代謝疾患、免疫疾患、炎症性疾患など、成長が期待される治療分野において重要なニーズに応えることを目指しています。

ネクセラファーマは、東京、大阪、ロンドン、ケンブリッジ、バーゼル、ソウルに拠点を持ち、約400名の国際的なスタッフが活躍しています。今回のCentessa社との提携を通じて、さらなる成長が期待される中、今後の進展にも注目が集まります。

公式情報は、ネクセラファーマのウェブサイトで確認できます。また、LinkedInやX、YouTubeなどのソーシャルメディアでも情報を発信しています。

私たちの健康や生活の質に寄与する新しい医薬品の開発が、今後どのように進展するのか、目が離せません。

会社情報

会社名
ネクセラファーマ株式会社
住所
東京都港区赤坂9-7-2 ミッドタウン・イースト7F
電話番号
03-5962-5718

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。