サーバーワークスがCloud AutomatorにEFSバックアップ機能を追加
テクノロジーの進化とともに、企業は日々効率的な運用を求めています。その中で、クラウドサービスの利用は不可欠となっています。株式会社サーバーワークス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大石良)は、同社が提供するAWS運用自動化サービス「Cloud Automator」に新たに「EFS:ファイルシステムをバックアップ」という機能を追加したことを発表しました。この機能追加は、特にAmazon EFS(Elastic File System)ユーザーにとって大きな利点をもたらします。
機能追加の背景
これまでCloud Automatorでは、Amazon EC2インスタンスやAmazon S3バケットなどのリソースのバックアップを管理するためのアクションが存在しました。しかし、Amazon EFSのバックアップには未対応でした。従って、EFSファイルシステムのバックアップを希望する企業は、AWS Backupを通じて個別にバックアッププランを設定する必要がありました。これは、時間と労力がかかるプロセスでした。
新機能による利点
新たに追加された「EFS:ファイルシステムをバックアップ」アクションは、内部的にAWS Backupを利用する方法を採用しています。これにより、AWS Backupが持つイミュータブルバックアップ機能(ボールトロックなど)を活用できるだけでなく、Cloud Automatorの柔軟なトリガー機能を用いることで、日本の祝日を考慮した特定の運用要件に応じたバックアップ取得が可能となりました。
また、Cloud Automator上に集約された設定や通知機能により、すでにこのサービスを利用しているお客様にとっては運用管理コストの削減にも繋がります。
Cloud Automatorのサービス概要
「Cloud Automator」は、AWS利用におけるジョブ自動化を目的としたWebサービスであり、タイマーによる起動や停止などの基本的な運用だけでなく、バックアップやセキュリティ対策、システム連携も行うことができます。過去の導入事例では、AWSへの移行時にこのサービスを併用することで、ITインフラの費用を5年間で約40%削減することに成功した企業もあります。
また、累積ユーザー数は4,000を超え、さまざまな業種の企業がこの仕組みを採用しています。
サーバーワークスの成長と展望
サーバーワークスは、「クラウドで、世界を、もっと、はたらきやすく」というビジョンの下、2008年に設立されて以来、AWS環境の導入から運用の最適化までを手掛けるクラウドインテグレーターとして成長を続けています。2024年11月末現在、1,380社以上、23,100プロジェクトを超えるAWS導入実績を誇る同社は、2014年11月より最上位の「AWSプレミアティアサービスパートナー」に継続して認定されています。これからもサーバーワークスは、クラウドサービスの革新を通じて企業様のビジネスを支援し続けることでしょう。
詳細な情報は、公式サイトをご覧ください。