株式会社オトバンクが運営するオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」は、7月の人気ランキングを発表しました。
注目すべきは、2024年本屋大賞を受賞した話題作『成瀬は天下を取りにいく』が、単品購入ランキングと聴き放題ランキングの両方で1位を獲得したことです。これは、オーディオブックとして大きな快挙と言えるでしょう。
さらに、6月28日に配信開始されたばかりの続編『成瀬は信じた道をいく』も、聴き放題ランキングで5位にランクインするなど、シリーズでユーザーの心を掴んでいることがわかります。
『成瀬は天下を取りにいく』は、12名以上の豪華声優陣によるドラマ形式で制作されており、原作舞台の音にまでこだわった作品です。聴き心地の良さも人気の理由の一つでしょう。
単品購入ランキング2位には、『勉強脳: 知らずしらずのうちに結果が出せる「脳の使い方」』がランクインしました。アメリカを代表する心理学者である著者が、認知心理学に基づいた効率的な勉強法を紹介している本書は、学び意欲の高いユーザーに支持されているようです。
一方、聴き放題ランキングでは、読書と仕事のあり方について考察したベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』が2位を獲得しました。著者の三宅香帆さんは、オーディオブック化について「この世で最も働きながら読めそうなメディア」と喜びの声を寄せています。
「audiobook.jp」は、月額1330円で対象作品が聴き放題になる聴き放題プランを提供しています。ビジネス書、小説、ラジオドラマ、ニュース、落語など、幅広いジャンルの音声コンテンツを配信しており、初回2週間は無料で試すことも可能です。
オーディオブックは、文字を読むのが難しい方や、移動時間や家事の最中に読書を楽しみたい方にとって、便利なツールです。近年では、スマートフォンやワイヤレスイヤホンの普及により、音声コンテンツの利用環境が整い、オーディオブックの利用者が増加しています。
「audiobook.jp」は、今後も魅力的なオーディオブック作品の配信を通じて、読書文化の振興に貢献していくとのことです。