株式会社レアジョブは、海外市場を見据えた英会話アプリ「RareLingo」をリリースした。この新しいサービスは、150以上の国と地域での展開を目指しており、初めての注力市場として台湾を選んだ。レアジョブは、日本を拠点とするオンライン英会話サービスとして、17年以上の歴史を持つが、日本国内だけでなくグローバルな英語学習の需要に応じてきた。特にアジア圏では、英語能力向上のニーズが高まっており、この状況を受けて今回の海外展開を決定した。
「RareLingo」の特長は、長年にわたって育ててきたカリキュラムと講師の供給体制を基盤に、高品質なオンラインレッスンを提供する点だ。マンスリーフィーは1,599台湾ドル(約7,800円)で、現地通貨に応じたプランもあるため、価格面でもアクセスしやすい。モバイルアプリのみで利用でき、現在はiOSに対応しているが、将来的にはAndroid版も登場する予定だ。
台湾では、政府が「2030年バイリンガル国家政策」を掲げており、英語教育が国の戦略として位置付けられている。このため、英語を学ぶための需要が非常に高く、レアジョブにとって新たなチャンスであると同時に、台湾市場にカスタマイズした戦略を必要としている。
「RareLingo」はアプリの表示について、英語と繁体字(中国語)に対応しているが、今後は他の言語も追加する予定だ。これにより、タブレットやスマートフォンを通じて、マンツーマンのオンラインレッスンを簡単に提供できる環境を整えている。また、各地域における商習慣や文化を考慮し、現地企業とのパートナーシップを強化することで、効果的な事業展開を目指す。
レアジョブグループは、教育テクノロジー企業として、幅広い英語関連サービスを展開している。特に、オンライン英会話サービスだけでなく、AIによるビジネス英語スピーキングテスト「PROGOS®」など評価サービスも行っている。これらのサービスを基に、国内外でさらなる発展を目指し、グローバルな事業展開を推進する予定だ。
レアジョブが「RareLingo」を通じて提供するサービスは、単なる英会話学習を超えて、国際的なコミュニケーション能力の向上を図るものとなります。英語を学ぶことで、新たなビジネスチャンスが広がり、さまざまな文化との接点が生まれることを期待している。レアジョブは、今後も革新を続け、グローバルな学習体験を提供することを目指している。日本の境界を超えたこの新たなサービスは、全国的、そして国際的な英語学習の輪を広げる大きな一歩となるだろう。