『自分らしく働くって、こういうこと』の魅力
2025年6月17日、株式会社セルバ出版から新たにリリースされた『自分らしく働くって、こういうこと―ポータブルスキルで転職・昇進!女性採用管理職が語るライフデザイン』は、現代の職場環境において自分らしくキャリアを築こうとする女性たちに向けた一冊です。この著書は「自分らしく働くとは何か?」という問いに立ち返りながら、ポータブルスキルを身につけ、転職や昇進を果たすための具体的な手段を探求しています。
現代の組織が直面する課題
企業は相次ぐ新卒・中途社員の早期離職や、女性社員と家庭生活との調和に挑む問題に直面しています。また、若手と管理職の価値観のズレも無視できません。特に女性社員が昇進や新しい役割を引き受けることに対してためらう理由は「自信がない」や「将来像が描けないこと」、さらには「家庭との両立が不安」といった声が多く聞かれますが、これらが本質的な問題とは限りません。この書は個人と企業の双方にとっての「納得感あるキャリア形成」を提案します。
本書の構成と内容
この本は7つの章から構成されており、それぞれが異なる切り口でキャリア形成のヒントを提供しています。
- - 第1章では、職場での信頼関係を構築するための人間関係やリーダーシップについて解説。
- - 第2章では、自己肯定感とメンタルケアが長期的なキャリアにどのように寄与するかを探ります。
- - 第3章は健康管理とタイムマネジメントに焦点を当て、自分らしい働き方の実現を目指します。
- - 第4章では、ジェンダー平等と自己投資の重要性について触れます。
- - 第5章はファッションや自己表現を通じたセルフブランディングについて。
- - 第6章では、ポータブルスキルを用いた柔軟なキャリア戦略。
- - 第7章では、最終的に自分らしい選択と社会との関わりについて論じます。
著者の視点と経験
著者の井手香織さんは、福岡出身のX世代であり、非婚の管理職として自己のキャリアを積んできた経験を活かし、リアルなマネジメントやキャリア形成の実践的な知識を提供しています。彼女は過去に多くの困難を乗り越えながら、転職や昇進を経験し、その背景には多様性や価値観の相違があることを理解しています。また、男性読者にとっても家庭での役割分担や期待値を見直すきっかけとなるような内容が盛り込まれています。
ビジネスパーソンへのメッセージ
多様性は理念の上だけではなく、実際の業務現場で試されるべきものです。井手さんは、働く女性が抱える悩みや不安に対する理解を深め、管理職としてどのようにサポートできるかを掘り下げています。また、ポータブルスキルの重要性を強調し、自信を持って働くためのヒントを提供します。
長年、社会の中で見え隠れするジェンダーギャップに対処しながら、キャリアアップを図ってきた経験から多くのことを学んだ著者は、若い世代が自分らしく生きる手助けができることを願っています。これを受けて、本書は一人ひとりのマネジメントに役立つツールとなることでしょう。是非手に取って、自分自身や周囲の人々のキャリア形成に、より良い影響を与えてください。
書誌情報
- - 書名:『自分らしく働くって、こういうこと―ポータブルスキルで転職・昇進!女性採用管理職が語るライフデザイン』
- - 著者名:井手香織
- - 発売日:2025年6月17日
- - 定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
- - 判型:四六判
- - 頁数:248頁
- - ISBN:978-4-86367-960-3
書籍は全国の書店やネット書店で購入可能です。詳細はセルバ出版のホームページをご覧ください。