タンザニアと日本をつなぐ夢の架け橋、TOFAの挑戦
TOFA誕生の背景
特定非営利活動法人TOFA(Talk Our Future from Africa)は、2017年に田中理事長とタンザニアのポールの友情から生まれました。田中は、日本で感じる生きづらさを克服しようとする人々を元気づけ、ポールはタンザニアの子供たちに教育を通じて夢を持つことの大切さを伝えたいという思いを抱いていました。この二人の情熱が結集し、TOFAの活動がスタートを切ったのです。
現在、TOFAはセレンゲティ国立公園近くに位置するポールの故郷の周辺地域にある13の小学校に教科書を届けています。これらの地域では、教師の数は生徒100人あたり1人ほどで、教科書はほとんど存在しません。野生動物が身近にいるため、その価値に気づかない子供たちが教育を受ける機会を持たず、密猟へ進んでしまうこともあるのが実情です。
教育支援の意義
TOFAは、教育を通じて子供たちが自らの環境の素晴らしさに気づく手助けをし、将来に夢を描くきっかけを提供することを目指しています。このことで悲しい現実を変えていく力になると信じています。また、教育支援と交流を通じて、雇用創出や自然保護にも力を入れ、大きな変化を目指す取り組みを行っています。
Give and Takeの精神
TOFAの活動は、教科書を寄贈したり校舎を築いたりする“与えること”が多いように見えるかもしれませんが、実は、受け取るものも大変多いのです。物質的には何も持たない子供たちの瞳は好奇心に満ち、彼らの笑顔や温かい歓迎は、私たちに大きな癒しをもたらします。その経験が感動を呼び、涙を流す人もいます。視界を広げれば、サバンナを染める夕日や昼夜を問わず繰り返される生命のドラマに触れ、自らの悩みが小さく感じられることでしょう。タンザニアでの体験は、心を浄化し、元気を取り戻す大きな力となります。
変化の実現
TOFAは2017年の活動開始以来、タンザニアの小学校に教育環境の整備支援を行ってきました。具体的には、クラウドファンディングや企業の助成を通して8校に計5,557冊の教科書を届け、目標の約6,000冊まで達成に近づいています。支援を受けた子供たちは、真剣に勉強を始め、最初の支援学校では、その後2年連続で国内のトップ成績を誇り、国からも表彰されました。このことは、保護者の教育への意識変化にもつながり、地域全体の教育環境を整える動きを生み出しています。
教科書は夢のパスポート
日本では教科書が毎年新しく配布されるのが当たり前ですが、タンザニアのような国々ではそうではありません。私たちが届けた教科書は学校の財産として、大勢の生徒によって何年間も大切に使われます。この数千冊の教科書が、多くの子供たちの未来を形作ります。教育の重要性を認識し、TOFAの挑戦によって生まれる感動的なエピソードは、私たちの生き方にも何らかの良い影響を与えてくれるはずです。
TOFAは「教科書は夢のパスポート」という理念のもと、教育支援の目標である10,000冊の達成を本気で目指しています。私たちと一緒に、未来への一歩を踏み出しましょう。
媒体情報
特定非営利活動法人NGO TOFA(トーファ)
代表者:田中千裕
設立:2020年1月
連絡先:
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