Amplitudeの新たな挑戦「Amplitude MCP」
デジタル分析プラットフォームを牽引するAmplitude, Inc.が、リアルタイムで行動インサイトをAIツールに活用できる「Amplitude MCP(Model Context Protocol)」を発表しました。この新サービスは、特に企業が既に使用しているAI環境からAmplitudeの信頼性の高い行動データにアクセスできる点に特徴があります。
例えば、企業が「今月のリテンションに最も寄与した機能は何か?」または「先週の申し込み減少の理由は?」といった質問を自然言語で行うと、Amplitudeのライブデータに基づいた回答が即座に得られます。これにより、データ分析の効率が大幅に向上し、顧客の好みや障害となる要因をより深く理解できることが期待されています。
Amplitudeの最高技術責任者であるウェイド・チェンバース氏は、行動コンテキストが優れたプロダクトを支える重要な要素であると述べ、「AIツールはその文脈の質に依存し、Amplitudeはユーザーの行動データを全体によって収集・整理している」と強調しています。この新しいサービスを導入することで、AIがそのデータにアクセスでき、アクションに至るプロセスを自動化する一歩を踏み出すことが可能になりました。
さらに、Amplitude MCPをいち早く活用しているZip社では、専門知識のスケーリングや分析スピードの向上が見られ、今まで得られなかった情報へのアクセスが可能となりました。Zip社のData & AI担当テクニカルプロダクトマネージャー、モス・ポーリー氏は「AmplitudeのMCPはゲームチェンジャー」であり、“データの民主化が前進している”と実感していると述べています。
次なるステップ「AI Agents」オープンベータ版
Amplitudeは今年6月に「AI Agents」の第一弾をリリースしました。このインテリジェントアシスタントは、製品データを常に監視し、異常を検知し、チームが質問する前にインサイトを可視化します。これにより、企業は迅速な行動を可能にし、効果的な意思決定をするための環境が整備されます。
今週より、Amplitudeの全顧客がこのベータプログラムに参加できるようになりました。このプログラムには、「ダッシュボードエージェント」と「セッションリプレイエージェント」の2つがあり、各エージェントは異なる機能を持っています。ダッシュボードエージェントは、データのトレンドや指標をリアルタイムで要約し、重要な変化を可視化します。セッションリプレイエージェントは、ユーザー行動を基にした定性的分析を大規模に自動化します。
いずれのエージェントもSlackやEメールを通じ、プロアクティブにインサイトを共有することが可能です。
企業へ与える影響
Amplitude MCPとAI Agentsの導入により、企業はデジタル体験をさらに向上させ、顧客とのエンゲージメントを深めることができると考えられます。これにより、明確なビジネス成果が期待でき、成長戦略にも寄与することでしょう。今後数カ月間でさらなる機能の追加や統合が予定されています。詳細はAmplitudeのウェブサイトで確認が可能です。
Amplitudeは信頼できるデータをもとに、企業が迅速かつ的確な意思決定を支援する同社の能力を改めて証明しました。多くの企業にその効果が広がることが期待されます。