令和6年度 特別区競馬組合の決算認定と分配金決定
2023年9月18日、特別区競馬組合(管理者:服部 征夫)は、令和7年第3回特別区競馬組合議会定例会において、令和6年度の決算認定と特別区分配金の決定を発表しました。これにより、東京23区の財政支援がいよいよ具体化されます。
売上高の概要
令和6年度における総売得金額は、勝馬投票券の売上高として2,037億6,551万770円を記録しました。これは前年度の販売実績に比べて98.4%にあたります。売上高が減少した要因については、コロナ影響の残りなどが考えられますが、それでもしっかりとした規模を維持しています。
各区への分配金
当組合は東京23区の一部事務組合として、議会の決議に基づく利益金の一部を特別区分配金として各区に配分しています。令和6年度の決算では、1区あたり6億円、総額138億円が分配されることが決定しました。これにより、各区は地域政策をより一層推進するための財源を得ることができます。この分配金は2026年4月30日に各区に振り込まれる予定です。
過去の分配金実績
特別区分配金の過去5年間の実績は以下の通りです:
- - 令和2年度: 115億円 (1区あたり5億円)
- - 令和3年度: 138億円 (1区あたり6億円)
- - 令和4年度: 138億円 (1区あたり6億円)
- - 令和5年度: 138億円 (1区あたり6億円)
- - 令和6年度: 138億円 (1区あたり6億円)
このように、令和2年度を除いて、特別区分配金は安定して推移していることがわかります。特に最近の年度では、1区あたりの配分が恒常的に6億円で推移しており、各区にとっての安定した財政基盤が確保されています。
東京23区の財政への寄与
特別区競馬組合は、今後も引き続き、東京23区の財政に資する努力を続けていくとしています。競馬の売上がそれぞれの区の政策にどう寄与するのか、今後の動きに期待が寄せられています。
東京都には多くの経済活動が集まり、その一部にはもとより競馬も含まれています。これによって地域の活性化や公共サービスの充実に寄与することは、特別区競馬組合の重要な役割の一つです。