テラヘルツ波技術がもたらす革新とは?
テラヘルツ波(THz波)は、電波と赤外線の間に位置する特殊な電磁波で、物質の内部や特性を非接触で可視化できる特性を持っています。この度、ドイツのTeraSpinTec社が開発したテラヘルツ波関連の発生器および検出器の輸入・販売が株式会社光響によって正式に開始されました。これにより、先端的な材料評価や分析が可能になる新時代が到来しました。
TeraSpinTec社について
TeraSpinTec社は、スピントロニクスを基盤にした次世代のTHzエミッター及び検出器を開発・製造しています。これらの製品は、半導体材料や高周波デバイス、さらにはバイオ・ヘルスケア分野での材料評価や分光分析に大いに貢献します。
主力製品の「T-Spin」シリーズ
TeraSpinTec社の「T-Spin」シリーズは、フェムト秒レーザーによってTHzパルスを生成するスピントロニクスTHz波発生器です。これにより、0.1〜30 THzという超広帯域でのテラヘルツ波の発生が可能になり、材料の評価や分光分析に最適な選択肢となっています。シリーズは以下のように構成されています:
- - T-Spin1:プラグアンドプレイ動作を可能にする小型スピントロニクスTHz波発生器。
- - T-Spin2:大面積のエミッターを備えたモデル。
- - T-Spin2X:800 nm励起に特化した高性能の大型モデル。
高速検出器「T-Sense1」
THz波の検出には「T-Sense1」があり、厚さ30 μmのGaP(110)結晶を用いた小型のTHz波検出器です。この装置は0.1〜30 THzの周波数範囲に対応し、高感度な検出が可能です。これにより、高精度な分析が実現します。
高度な遅延制御を提供する「T-Shake1」
もう一つの重要な製品は「T-Shake1」で、最大50 psの遅延スキャンを実現するコンパクトな遅延ステージです。この機能は、準リアルタイムでのTHz波形の測定環境の構築に役立ちます。
研究用途の幅広い応用
この製品群は、超広帯域線形THz分光、非線形THz分光、さらにTHz近接場顕微鏡やTHz走査トンネル顕微鏡など、さまざまな研究用途に対応しています。また、THz分光技術は、特に半導体材料や高周波デバイス、量子材料といった先端的な研究開発分野での活用が期待されています。
株式会社光響のサポート体制
株式会社光響は、TeraSpinTec社の製品を幅広く提案しており、特に用途や仕様に応じた製品選定や構成の提案が可能です。また、同社では300社以上の海外メーカーからの10万点以上のレーザーや光学関連製品を取り扱っています。さらに、TeraSpinTec社の製品以外にも、さまざまな選択肢を提供しています。
お問い合わせについて
興味のある方は、以下のリンクからお気軽にご連絡ください。
先端のテラヘルツ波技術がもたらす新たな可能性を、ぜひ実感してみてください。