愛知県でのDX計画策定支援事業に挑むアイサンテクノロジーの新たな挑戦
愛知県は、地域における企業の競争力を強化するために「DX計画策定実証支援事業」を実施しています。この事業に採択されたのがアイサンテクノロジーです。同社は測量CADシステムや3次元点群処理技術で業界のトップシェアを誇り、デジタル技術を駆使して新たな価値の創造にチャレンジしています。
アイサンテクノロジーは2025年度のこの支援事業において、全9社の中から挑戦者として名を連ね、「デジタルによる新製品・サービスの開発」をテーマに、約半年間の間にさまざまな取り組みを進めてきました。2023年2月25日、名古屋市で開催された「DX Days」において、その成果を発表しました。このイベントでは、同社のデジタル技術を活用した測量業界の効率化や、現場支援から始まる変革のロードマップが紹介されました。
測量業界の課題とアイサンテクノロジーのアプローチ
冒頭で発表された内容では、技術者高齢化や経験依存といった測量業界が抱える課題に焦点が当てられ、これらを解決するためのデジタルツールの開発計画が示されました。具体的には、情報集約・管理、現場作業支援、トラブル解決および教育という3つの機能の同時展開が検討されましたが、初期段階では現場の即時要請に応えるため、トラブル解決・教育の機能に優先的に取り組むことが決定されました。
アイサンテクノロジーが提案する具体的な施策としては、現場とオフィスを映像配信によって繋ぎ、測量作業中も安全に情報を共有できる環境を整えることが挙げられます。これにより、作業員は映像を通じて指示を受けたり、必要なサポートをリアルタイムで得たりすることが可能となり、若手技術者や経験の少ない社員の育成を図ることにも貢献しています。
また、近年の通信技術の進化に伴い、技術的な課題は少なくなり、同社が展開するカスタマーサポート体制との連携によって、導入のスムーズさも期待されています。今後は映像共有と音声指示を活用し、次のステップとして蓄積されたデータの視覚化が目指されています。これにより、さらに高度な現場支援システムが構築され、業務の効率化を促進する可能性が広がります。
DX Daysでの振り返りと名古屋での交流
発表後にはディスカッションが行われ、アイサンテクノロジーの担当者が半年間の取り組みから学んだことや気づきを参加者にシェアしました。他の企業との交流を通じて、自社の強みが他社の課題解決に寄与できることを再認識したとのことです。また、「DX伴走支援」の将来的な事業化についても検討を始めたと述べ、そのビジョンに対する意気込みを語りました。
アイサンテクノロジーが展開するこのDX計画策定支援を通じて、同社は新たなビジネスモデルの構築と長期的成長の実現を目指しています。今回の取り組みは、愛知県内の企業の成長を促す重要な一歩となることでしょう。
会社概要
- - 会社名: アイサンテクノロジー
- - 本社所在地: 愛知県名古屋市中区錦三丁目7番14号 ATビル
- - 設立: 1970年8月
- - 代表者: 代表取締役社長 加藤 淳
- - 資本金: 19億2,251万円(2025年4月1日現在)
- - 事業内容:
1. 公共測量・登記測量・土木建設業向けCADシステムの設計・開発・販売及びサポート業務
2. 計測機器・モービルマッピングシステム・自動運転システムの販売
3. 三次元地図データベース整備のためのソフトウェア研究開発業務
4. 三次元データ計測業務及び高精度三次元地図データベース作成の請負業務
5. 自動運転に係るコンサルティング事業