高木煙火の100周年記念イベント、希望の花火プロジェクト
2023年は、高木煙火にとって非常に特別な年です。創業100周年を迎え、私たちはこの節目の年に何か意義深いことをしたいと考えました。昨年は新型コロナウイルスの影響で全国の花火大会が中止となり、多くの方々が「花火を上げない夏」を経験しました。今年も大規模な花火大会の開催は難しい中、私たちは病院や療養施設への「打ち上げ花火の出前」という新たな提案を行うことにしました。
コロナ禍の中での決意
私たちの会長であり、現役の花火師である高木利幸(86歳)が交通事故に遭い重傷を負ったことがきっかけでした。彼は70年以上にわたり自ら花火を作り、打ち上げてきた貴重な存在です。この深刻な状況において、彼がもう二度と花火を打ち上げることができないかもしれないと考えると、胸が痛みます。それでもなお、病室からでも花火を楽しめる空間を提供したいという思いが芽生えました。
希望を持つことの大切さ
こうした経験を通じて、私たちは多くの人々が花火を恋しいと感じていることを再認識しました。特に病気や怪我で療養している方々や、医療従事者の皆様も、花火を見ることで、一時でも日常から解放される瞬間を望んでいることでしょう。私たちの「希望の花火プロジェクト」は、その想いを形にするためにスタートします。
プロジェクトの概要
このプロジェクトは「コロナに負けるな!希望の花火プロジェクト」と名付けられ、今年の6月1日から、全国の病院や療養施設に無料で打ち上げ花火をお届けします。病院や施設に入っている患者様や医療従事者の皆様に、少しでも明るい気持ちを届けることが目的です。
実施概要
- - 期間: 2023年6月1日から12月まで
- - 内容: 現在治療・療養中の患者様への「お見舞いの花」として花火を打ち上げます。花火の規模は無許可消費数量内で、打ち上げ時間は約10分を予定。
応募方法
全国の病院や施設に打ち上げ花火を希望される方は、必要な情報を記入し、指定のメールアドレスに送信してください。たとえば、病院関係者や患者の家族、医療従事者を応援したい方々の応募を歓迎します。また、応募の締切は7月31日となっています。
参加条件
参加に際しては、近隣に花火の打ち上げに適した広い場所があることが条件です。また、現場の警備や清掃などに対するボランティアの協力が求められます。
私たちはこのプロジェクトを通じて、少しでも多くの人々に花火の美しさと、希望を感じてもらえればと思っています。高木煙火の公式サイトやプロジェクトサイトでは、詳細情報や応募方法が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
公式サイト:
高木煙火
プロジェクト公式サイト:
希望の花火プロジェクト
公式動画:
YouTube