CTCテクノロジーとロジックベインの新たな挑戦
伊藤忠テクノソリューションズのグループ企業、CTCテクノロジー株式会社(以下CTCT)は、ロジックベイン株式会社と共同で新しいネットワーク監視ツール「ThirdEye」のバージョンアップを実施しました。このツールは、特に情報通信や金融、製造業界などの24時間稼働が求められる顧客に向けて展開され、AIを駆使したシステム運用サービス「ITOX」に統合されることで、さらなる効率化を図っています。
ネットワーク監視の重要性
近年、多くの企業がITシステムを支える監視ツールの導入に力を入れています。そのおかげで障害の検知精度は高まっていますが、依然として通知の見逃しや、初動対応が遅れることが多いのが現実です。このような問題は、ダウンタイムを長引かせる原因となり、企業にとって注意が必要な課題となっています。
ThirdEyeの特徴
「ThirdEye」は、ネットワークの構造を視覚的に表示するツールです。これにより、接続機器の位置や操作履歴、トラフィックの異常を簡単に確認できるため、専門知識がない人でも直感的にネットワーク状況を把握できます。システム管理者は、問題発生時に必要な情報を迅速に特定でき、即座に対応が可能となります。
ITOXの役割
同様に、ITOXはAIを利用してシステム運用を自動化するAIOpsの考えのもと設計されたサービスです。特にインシデント管理においては、「PagerDuty」のAIが重要なアラートを自動的に振り分けるため、不要な通知を最大50%も減少させることができます。これにより、ネットワーク監視から障害対応までのプロセスをスムーズにし、初動のタイミングを大幅に短縮することが可能です。
共同開発の意義
CTCTは、ThirdEyeとPagerDutyを連携させるための技術検証やAPI設計を担当しました。一方、ロジックベインはThirdEyeにその技術を実装しました。この連携によって、ITシステムの運用が一層充実し、顧客のニーズに応える理想的なソリューションが提供されることになります。
今後の展望
CTCTは、3年間で200社に対しての導入を目指し、売上は10億円を見込んでいます。システムの安定稼働が競争力を高める現代において、両社の協力は企業に新たな価値をもたらすことでしょう。障害発生時の通知を自動化することで、企業は人的リソースを有効に活用できるようになります。
企業のコメント
CTCテクノロジーの社長、中谷寿宏氏は「ThirdEyeとITOXの統合は、特に大規模なネットワーク環境を管理する企業にとって、作業の効率化と信頼性の向上に寄与する」と述べています。また、ロジックベインの笹岡隆社長は、「3社のソリューションが組み合わさることで、運用工数の削減が期待できる」との見解を示しています。
この新しいソリューションが企業のデジタルオペレーションに革新をもたらすことを期待しています。CTCTとロジックベインは、今後もサービスの充実を図り、お客様のビジネスをサポートしていくことでしょう。