高校生が動画制作を体験するインターンシップレポート
2024年11月26日から28日にかけて、大阪市にある株式会社ジンジブで、高校生による動画実務インターンシップが開催されました。これは、次世代の動画メディアを担うクリエイターを育成する「バンタンクリエイターアカデミー」の生徒たちが参加したもので、3日間にわたり、実践的な動画制作のプロセスを体験しました。
インターンシップの目的と背景
現代は情報が氾濫し、大人の働く姿を目にする機会が減っています。そのため、子どもたちが社会で求められるスキルや職業観を育むための実体験が重要です。ジンジブとバンタンクリエイターアカデミーは、このような背景を踏まえ、高校生が職業理解を深める機会を提供するためにインターンシップを企画しました。
今回参加したのは、バンタンクリエイターアカデミー高等部の2年生8名。彼らは、社会で活躍するクリエイターや動画編集者を目指して学んでいる生徒たちです。このインターンシップを通じて、動画制作の専門知識だけでなく、コミュニケーション能力や問題解決力を養うことを目的としました。
インターンシップのプログラム内容
1日目: オリエンテーションとマーケティング思考
まず、オリエンテーションでは、参加者それぞれが自己紹介を行い、インターンシップに対する意気込みを共有。続いて「マーケティング」についての基礎を学び、顧客ニーズに応える動画制作の重要性を理解しました。
2日目: 実践ワークショップ
2日目は、実践的なワークを行いました。参加者たちは、企業のSNSや人気の投稿を調査するリサーチワークを通じて、どのようなコンテンツが視聴者に響くかを分析。また、顧客とのヒアリングを模した活動を行い、具体的な動画制作の企画を立案。企業とのコミュニケーションを体験する貴重な機会となりました。
3日目: 撮影とプレゼンテーション
最終日には、企画をもとに実際の動画撮影を行いました。ジンジブの社員も出演者として参加し、リアルな撮影現場を体験。この日、自分たちが制作した動画をチームごとに発表しました。異なるテイストの動画が完成したことに参加者は驚きと喜びの声を上げ、全体のレベルが高いことにも驚かれました。
参加した生徒たちの感想
多くの生徒がこのインターンシップからさまざまな気づきを得たと述べています。ある生徒は、初めて企業と直接やり取りする中での緊張感を楽しんだと語り、自分の成長を実感。別の生徒は、企業との制作過程を通じて自信を持つことができ、今後の進路選択にも影響を及ぼしたと振り返りました。
インターンシップへの想い
バンタンクリエイターアカデミーの加藤愛先生は、「生徒が社会人としての責任を学んでくれたことが嬉しい」と感想を述べ、ジンジブの山元遼氏は、参加者の学ぶ姿勢と実践する力の大切さを感じ取ったと話しています。ジンジブは、今後も高校生が社会と接する機会を増やし、次世代クリエイターの成長を支援していくとしています。
まとめ
この3日間にわたるインターンシップは、高校生たちにとって貴重な体験となり、彼らの将来のキャリア形成に大いに寄与するものでした。参加した生徒たちがそれぞれの夢に向かって一歩を踏み出すきっかけとなったことは間違いありません。今後もジンジブとバンタンクリエイターアカデミーの取り組みから目が離せません。