不滅の法灯行脚
2020-02-03 14:02:21

比叡山延暦寺で不滅の法灯 全国行脚「分灯式」開催

令和2年4月2日、比叡山延暦寺の根本中堂で、1200年の歴史を持つ不滅の法灯の全国行脚「分灯式」が行われます。この行事は、伝教大師最澄の遷化から1200年を記念し、彼が灯した法灯を全国各地に広めることが目的です。

この「分灯式」では、特別に100組200名の参加者を招待します。応募は公式サイトから行うことができ、締切は令和2年3月16日。しっかりと選考し、当選者には令和2年3月19日頃に通知が届きます。

1200年の灯を継承する意義


不滅の法灯は、天台宗の開祖である伝教大師最澄によって建立された一乗止観院(現在の根本中堂)に灯されて以来、1200年以上もの間、絶え間なく点され続けています。これは、未来に向かって人々の心の中にある“心の灯”が温かく保たれるよう、歴史や文化、伝統の大切さを再確認する意義のある行事です。この行脚を通じて、人々の結びつきやコミュニケーションの重要性が強調され、参加者は法灯の温もりを感じることでしょう。

行脚の期間と特別な企画


全国行脚は令和2年4月2日から令和3年6月1日まで続きます。この期間中、参拝者には特別なご朱印が授与され、伝教大師最澄の教えを受け継いだ証を手にすることができます。このご朱印は、法灯が奉安されている寺院だけで受け取ることができ、特別料金での提供となります。

また、「ありがとうを散華にしたためて」という取り組みも実施されます。この活動では、全国の天台宗寺院で蓮の華形の散華を配布し、一方は奉納のために、もう一方は大切な人へのメッセージとして送ることができます。奉納された散華は、令和3年6月4日開催の御祥当法要で、法灯の前に奉納される予定です。

不滅の法灯の背後にある思い


この不滅の法灯は、仏の光であり、法華経の教えを象徴するものです。伝教大師の願いは、末法の世を乗り越え、弥勒如来が現れるまでこの光が消えることなく、世の中を照らし続けるというものでした。そのため、法灯はただの光ではなく、信仰や絆の象徴でもあるのです。

参加方法


興味がある方は、ぜひ公式サイト「いろり」にて応募ください。参加できる機会を得られれば、ただの参拝ではなく、深い意味を持つ体験となることでしょう。この行脚を通じて、伝教大師最澄の教えを地域を超えて広めていくことが重要です。

行事へのお問い合せは、天台宗務庁内の事務局や、魅力交流委員会のPR担当までご連絡ください。平日定時内の対応となりますので、お気をつけてお問合せを。歴史的な行事にぜひご参加ください。

会社情報

会社名
伝教大師最澄1200年魅力交流委員会
住所
滋賀県大津市坂本4-6-2(天台宗務庁)
電話番号

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