東京ガスの「サステナッジ教育」が環境省の認定を受けた
東京ガス株式会社が展開する脱炭素・SDGs推進省エネ教育プログラム「サステナッジ教育」が、環境省が選定する令和7年度「環境教育・ESD実践動画100選」に名を連ねました。この動画は、同プログラムの概要や、実際の学校での取り組みを視覚的に紹介しており、環境問題への意識を高める内容となっています。
この選定は、12月7日に行われた授与式で発表されました。式典には、東京ガスの都市生活研究所所長である三神氏と、環境省の環境教育推進室の黒部室長が出席。受賞した動画に対する評価は非常に高く、「子どもたちが主体的に環境問題に取り組んでいる姿が見受けられる」、「行動変容につながる実践例が分かりやすく示されている」といった内容でした。
サステナッジ教育の背景と評価
「サステナッジ教育」は、東京ガスの都市生活研究所と住環境計画研究所が、2017年度から2020年度にかけて環境省の実証事業として開発した教育プログラムです。このプログラムは、すでに「令和6年度気候変動アクション大賞」や「第17回キッズデザイン協議会会長賞」を受賞するなど、その効果が認められています。今回の環境省の選定では、以下の3つの評価基準が用いられました。
1. 子どもたちが環境問題を主体的に捉えているか。
2. 意識や行動が変わったか。
3. 地域や外部団体との連携が取れているか。
本動画は、ナッジ理論や行動変容ステージモデルを活用し、省エネ行動の実践とその効果を可視化している点が評価されています。また、高い完成度の教材として、他の学校にも参考にされることが期待されています。
地域との連携を深めた活動
東京ガスは今後も「サステナッジ教育」の普及を推進し、地域と連携しながら持続可能な社会の実現を目指します。子どもたちが環境問題に対する理解を深め、行動する力を養うことを重視しています。このプログラムが広がることで、結果として気候変動問題の緩和に寄与することが期待されます。
東京ガスの成長と未来
さらに、東京ガスグループはこの度創立140周年を迎えました。これを契機に、東京の枠を越えて、ガス関連事業を越えた新たな挑戦に取り組み、より良い未来の創造に向けた活動を続けていく所存です。サステナッジ教育を通じて、次世代を担う子どもたちに持続可能な社会への関心を促し、その実現の一翼を担っていくことが求められています。
これからも、サステナッジ教育の取り組みが各学校で実践され、次世代が環境問題に対して責任ある行動を取っていく姿が見られることを期待しています。教育の力は計り知れず、未来の子どもたちが明るい地球を作る鍵を握っているのです。